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ゴミ屋敷片付けコラム

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ゴミ屋敷片付け前に準備しておくべきことを解説

手順

ゴミ屋敷片付け前に準備しておくべきことを解説

目次

ゴミ屋敷片付けの準備は「3つ」で十分|現場スタッフの結論

先に、現場に入っているスタッフとしての結論をお伝えします。ゴミ屋敷片付けの準備としてやるべきことは、次の3つだけです。

①貴重品・重要書類を守る導線をつくる/②今の状態を正確に伝えられるようにする/③当日の「判断」を先に決めておく。

この3つが揃っていれば、片付け当日はほぼ止まりません。逆に言えば、それ以外の準備は「やらなくても困らない」ものがほとんどです。ゴミ屋敷片付けの準備を調べている方の多くは、「業者に頼む前に、ある程度は自分で片付けておかないと失礼なのでは」「散らかったままだと断られるのでは」と考えています。ですが、現場から見ると、その心配はほとんど必要ありません。

準備とは「全部片付けること」ではない

ゴミ屋敷片付けの準備=ある程度きれいにしておくこと、と思われがちですが、これは誤解です。私たちが困るのは「散らかっていること」ではなく、「捨てていい物と、絶対に捨ててはいけない物の区別がつかないこと」です。

実際、床が見えないほど物が積み上がっている状態でも、貴重品の在りかと残す物の方針さえ決まっていれば作業は進みます。反対に、見た目がある程度片付いていても、「これは残すかもしれない」という物が家中に散っていると、確認のたびに手が止まります。

とくに親御さんが亡くなった後の実家や、故人が長く住んでいた部屋の場合、通帳・印鑑・保険証券・写真・手紙など、後から取り返しがつかない物が紙の山に紛れていることが珍しくありません。準備の本質は「きれいにすること」ではなく、取り返しがつかない物を先に確保することです。

準備しすぎて頓挫する人がいちばん多い

ゴミ屋敷片付けの準備で、いちばん多い失敗が「頑張りすぎて途中で止まる」パターンです。休日に丸一日かけて着手し、袋を10枚ほど詰めたところで体力と気力が尽き、「思ったより減らない」と実感してそのまま数ヶ月放置される。これは意志の弱さではなく、物量と判断量が個人の処理能力を超えているだけです。

ゴミ屋敷化した部屋には、1つの物ごとに「残す/捨てる/保留」の判断が発生します。物が数千点あれば判断も数千回。これを一人で背負えば止まって当然です。だからこそ、準備は「量を減らす作業」ではなく「判断を減らす設計」に振り切るべきです。

準備が終わっていなくても相談はできる

もう一つお伝えしたいのが、準備がゼロでも相談・見積もりはできるということです。「日程も範囲も決まっていないのに問い合わせるのは申し訳ない」と感じる方は多いのですが、実際には何も決まっていない段階からのご相談がほとんどです。むしろ、決める前に一度状況を話していただいたほうが、無駄な準備をせずに済みます。

片付けの範囲も日程もまだ決まっていない、貴重品が出てくるか分からない、家族にどう説明するか迷っている——そんな段階でも大丈夫です。相談・お見積もりは無料で、出張料もいただきません。相見積もりも歓迎ですし、24時間365日・年中無休で受付していますので、「今の状況だけ聞いてほしい」というご連絡から気軽にどうぞ。

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ゴミ屋敷片付けの前に準備しておくべきこと3つ

ここからは、冒頭で挙げた3つの準備を具体的に説明します。この3つ以外は、極端に言えば当日でも間に合います。

①貴重品・重要書類を守る導線をつくる

最優先はこれです。ゴミ屋敷片付けでは、作業が始まってしまうと物が一気に動きます。その前に、絶対に失いたくない物を「探す」「集める」「1箇所にまとめる」という導線を作っておきます。

全部を探し切る必要はありません。心当たりのある場所だけを短時間でまわり、見つかった物を1つの箱にまとめておく。それだけで、当日の確認待ちが激減します。具体的な探し方は後述する「探し物スプリント」で整理しています。

②今の状態を正確に伝えられるようにする

2つ目は、現状を正しく伝えられる状態にすること。ここでよくあるのが、恥ずかしさから状態を控えめに伝えてしまうケースです。気持ちはよく分かりますが、実際より軽く伝わると、当日に物量が合わず段取りが崩れます。

私たちは日常的にゴミ屋敷の現場に入っているので、どんな状態でも驚きませんし、評価もしません。ありのままの写真と動画が、いちばん正確で、いちばん早く話が進みます。撮り方には少しコツがあるので、後の章でまとめました。

③当日の「判断」を先に決めておく

3つ目が、当日の判断を前もって決めておくこと。具体的には次の4点です。

絶対に残す物(例:仏具、位牌、通帳、アルバム、故人の愛用品) 要決定
迷ったときの初期対応(例:迷ったら保留箱へ入れて後日判断) 要決定
その場で判断する人(誰が決めるか。立ち会えない場合の連絡手段) 要決定
供養・お焚き上げの希望(仏壇・人形・写真をどう扱うか) 要決定

この4点が決まっていれば、当日の作業は驚くほどスムーズになります。逆に決まっていないと、私たちは物を持ち上げるたびに確認せざるを得ず、時間もお気持ちも消耗します。

【当社アンケート】片付け前に準備しておけばよかったこと

ここからは、実際にゴミ屋敷状態の片付けをご依頼いただいた方への当社アンケート結果をご紹介します。対象は片付けをご依頼いただいた120名、期間は直近6ヶ月です。「振り返って、片付け前に準備しておけばよかったと思うこと」を1つだけ選んでいただきました。

上位7項目の結果

1位:貴重品・重要書類を先に探しておくこと 41%
2位:残す物・捨てる物の方針を家族で決めておくこと 18%
3位:家の状態を写真・動画で正確に伝えること 13%
4位:供養やお焚き上げの希望を整理しておくこと 9%
5位:搬出経路(玄関・廊下)だけでも空けておくこと 7%
6位:もっと早く相談しておくこと 7%
7位:近隣への配慮を事前に相談しておくこと 5%

結果から見える準備の優先順位

注目していただきたいのは、上位3つで合計72%を占めている点です。つまり、ゴミ屋敷片付けの準備で後悔が生まれるポイントは、ほぼ「貴重品」「方針」「現状共有」の3つに集約されます。冒頭でお伝えした3つの準備と、きれいに一致しています。

一方で、「もっと自分で片付けておけばよかった」という声はほとんど出てきませんでした。自由記述でも、「自分で袋詰めした時間は結果的にほとんど意味がなかった」「その時間で通帳を探すべきだった」といった趣旨のご回答が目立ちます。ゴミ屋敷片付けの準備で力を入れるべき場所は、袋詰めではないということです。

【当社アンケート】相談前にいちばん不安だったこと

次に、ご依頼前の不安についてのアンケート結果です。対象は128名、期間は直近6ヶ月、「相談する前にいちばん不安だったこと」を1つ選んでいただきました。

恥ずかしさ・近隣バレ・費用怖さの実態

1位:追加料金が後から出てくるのが不安 43%
2位:近隣に知られたくない・作業で目立ちたくない 29%
3位:この状態を見せるのが恥ずかしい・断られそう 12%
4位:大切な物を捨てられてしまわないか心配 9%
5位:家族・親族への説明や同意が取れるか不安 7%

不安の多くは準備段階で下げられる

この結果で大事なのは、上位の不安がすべて「相談前の準備で下げられるもの」だという点です。

1位の追加料金への不安は、お見積もり以降に追加料金が発生しない方式かどうかを事前に確認するだけで、かなり解消できます。当社は現地でお見積もりを出した後、そこから追加料金をいただくことはありません。費用面が心配な方には、分割払いや後払いのご相談も承っています。

2位の近隣バレは、搬出の時間帯・車両の停め位置・動線の作り方で大きく変わります。「近所に知られたくない」と最初にお伝えいただければ、それを前提に段取りを組みます。これも準備段階の一言で変わる部分です。

3位の恥ずかしさについては、正直に申し上げると、私たちが状態を見て驚くことはありません。同じような現場に日常的に入っています。女性スタッフも在籍していますので、男性スタッフに家の中を見られたくないという場合もご相談ください。

3分セルフ診断|あなたの家はどこまで準備が必要か

ゴミ屋敷片付けの準備は、家の状況によって必要な範囲が変わります。次の4つの質問で、あなたの家に必要な準備量を判定してみてください。

4つの質問に答える

Q1:床が見えている面積は、部屋全体の半分以上ありますか?(はい=0点/いいえ=1点)
Q2:退去日や帰省最終日など、動かせない期限が2週間以内にありますか?(はい=1点/いいえ=0点)
Q3:作業当日、あなたか家族が現地に立ち会えますか?(はい=0点/いいえ=1点)
Q4:通帳・印鑑・保険証券など、まだ見つかっていない重要な物がありますか?(はい=1点/いいえ=0点)

タイプ別・やる準備とやらなくていい準備

合計0〜1点:Aタイプ(準備は最小限でOK)
やること=写真と動画を撮って相談するだけ。事前の片付けは不要です。残す物の方針だけ頭の中で決めておけば十分です。

合計2点:Bタイプ(貴重品の確保を優先)
やること=後述の「探し物スプリント」を1回だけ実施。時間は30分×2コマが目安です。袋詰めは一切しなくて構いません。

合計3点:Cタイプ(判断の事前決定が重要)
立ち会えない、または期限が近い状況です。やること=残す物リストを紙かスマホのメモに書き出し、判断できる人の連絡先と対応可能な時間帯を決めておく。この2つで当日の停滞が防げます。

合計4点:Dタイプ(すぐに相談してから準備する)
期限が迫り、立ち会えず、貴重品も未確認という最も難しい状況です。この場合、準備を自分で進めるより先に、状況を伝えて段取りを一緒に組んだほうが確実に早いです。準備の順番自体を組み替える必要があります。

見積もりの精度が上がる写真・動画の撮り方

ゴミ屋敷片付けの準備で、費用対効果がいちばん高いのが「撮影」です。10分程度で終わりますが、これがあるかないかで見積もりの精度がまったく変わります。

写真は「動線の順番」で撮る

バラバラに撮るのではなく、次の順番で撮っていただくと、私たちは家全体の構造と物量を正確に把握できます。

①玄関を外から/②玄関を中から(靴と物の量が分かるように)/③玄関から部屋までの廊下/④各部屋を入口から引きで(山の高さが分かる角度)/⑤台所・浴室・トイレなどの水回り/⑥ベランダ・物置・押入れの中

ポイントは「引きで撮る」こと。寄りの写真だけだと物量が分かりません。天井と床の境目が入るくらいの引きで撮っていただけると、高さと奥行きが伝わります。

動画は15秒×3本だけ

長い動画は不要です。次の3本で十分です。

1本目:玄関から入って部屋を一周(ゆっくり歩きながら)
2本目:床が見えている箇所と、見えていない箇所の対比
3本目:搬出経路(玄関から道路まで、駐車できそうな場所も含めて)

3本目は見落とされがちですが、実は費用と段取りに直結します。トラックが停められる場所があるか、エレベーターがあるか、階段の幅はどうか。ここが分かると、当日の人員と時間の見立てが一気に正確になります。

写したくない物を外す撮り方

「これは見られたくない」という物がある場合、無理に写す必要はありません。その部分だけタオルや紙袋をかぶせて撮っていただければ大丈夫です。全体の物量さえ分かれば見積もりは出せます。

また、撮影した写真をどこまで使うかが不安な方は、相談時に「見積もり以外には使わないでほしい」とお伝えください。写真の取り扱いについて事前に確認しておくのも、立派な準備の一つです。

探し物スプリント|貴重品と重要書類を先に回収する準備

ゴミ屋敷片付けの準備で、最も後悔が生まれやすいのがここです。アンケートでも1位(41%)でした。だからこそ、短時間で集中して行う「探し物スプリント」として設計します。

最優先で探す7点

全部を探そうとすると終わりません。次の7点だけに絞ってください。

通帳・キャッシュカード・クレジットカード 最優先
印鑑(実印・銀行印) 最優先
保険証券・年金関係の書類 最優先
権利証・契約書・遺言書らしき封筒 最優先
鍵(家・車・金庫・貸倉庫) 優先
スマホ・携帯・パソコン 優先
アルバム・手紙・位牌など思い出の品 優先

探す順番と、見つけた後の保管ルール

現場の経験上、見つかりやすい順番があります。この順でまわってください。

①寝室の枕元・布団まわり(手の届く範囲に置く方が多い)→②仏壇・仏具の引き出し→③タンスの上段(下段より上段に集中しがち)→④紙袋・封筒の中(山の中に紛れている)→⑤冷蔵庫の周辺と中→⑥玄関の下駄箱の上→⑦クローゼットの服のポケット

探し終わったら、見つけた物は必ず1つの箱に集約してください。「あちこちに分けて保管」が、後で最も混乱します。可能であれば、その箱を家の外(自分の車や自宅)に持ち出しておくと確実です。

持ち出す物はスマホでメモを取っておくと、後で家族に説明するときに揉めません。「勝手に持ち出した」という誤解を防ぐ意味でも、記録は残しておいてください。相続が絡む場合はとくに重要です。

なお、この探し物スプリントは、私たちに任せていただくことも可能です。ゴミ屋敷片付けの現場では貴重品探索を専門的に行っており、山の中から通帳や現金が出てくることは珍しくありません。ご自身で探す時間が取れない場合は、その旨をお伝えください。

ゴミ屋敷片付けの費用が動く要因と、準備段階での伝え方

費用の不安は、アンケートでも1位(43%)でした。ここでは金額そのものではなく、「何によって費用が動くのか」を整理します。これが分かると、準備段階で何を伝えるべきかが見えてきます。

費用に影響しやすい項目を点検する

搬出経路が塞がっているか(玄関・廊下が通れるか) 影響大
階数とエレベーターの有無 影響大
トラックを停められる場所があるか 影響大
家電・家具など大型物の残置量 影響中
水回りの状態(清掃・消臭が必要か) 影響中
残す物が未確定かどうか(仕分けの手間) 影響中
供養・お焚き上げの希望有無 影響小〜中

費用の目安は、間取りや物量、これらの条件によって大きく変わります。同じ2DKでも、1階で玄関前にトラックが停められる家と、エレベーターのない4階で階段が狭い家では、必要な人員も時間もまったく違います。そのため、正確な費用は現地でのお見積もりでご確認いただくのが確実です。

追加料金の不安をなくす確認の仕方

お見積もりを取る際は、次の3点を必ず確認してください。どの業者に依頼する場合でも有効です。

①見積もり後に追加料金が発生する条件はあるか
②見積もりに含まれる作業範囲はどこまでか(清掃・消臭・供養は含まれるか)
③日程変更やキャンセルをする場合の条件

この3つを聞いておくだけで、「後から高額請求された」という事態はほぼ避けられます。当社の場合、お見積もり以降の追加料金はいただかない方式です。相見積もりを取っていただいて構いませんので、比較の際はこの3点を軸に見てみてください。

見積もりを取ってから考えたい、家族に相談する材料として金額感だけ知りたい、という段階でも問題ありません。相談・お見積もりは無料、出張料もかかりませんし、相見積もり前提のご連絡も歓迎しています。急ぎの事情がある場合は即日でのご相談も承っていますので、まずは状況をお聞かせください。

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【当社データ】当日に作業が止まった原因

ここまで「準備は3つでいい」とお伝えしてきましたが、その根拠となるデータをご紹介します。当社スタッフが実際に入った86現場(期間:直近6ヶ月)で、「作業が一時的に止まった原因」を集計したものです。

上位5項目の結果

1位:残す物の判断待ちが発生した … 33%
「これは捨てていいのか」の確認が必要になり、依頼者様に連絡がつくまで作業が止まったケース。

2位:貴重品が出てきて確認が必要になった … 21%
現金・通帳・印鑑などが山の中から出てきて、その場で確認と保管対応が発生したケース。

3位:搬出経路が確保できず段取りを組み直した … 18%
トラックの停車位置や玄関前の物量が想定と違い、動線を作り直したケース。

4位:供養や仏具の扱いが決まっていなかった … 16%
仏壇・位牌・人形などの扱いを、その場でご家族と相談することになったケース。

5位:家族間で意見が分かれた … 12%
立ち会っているご家族の間で「残す/捨てる」の判断が割れ、作業を中断したケース。

事前に決めておけば止まらない

1位・2位・4位・5位を合計すると82%。これらはすべて「事前の判断決め」と「貴重品の先行回収」で防げるものです。逆に言えば、袋詰めや掃除といった準備は、当日の停滞にほとんど影響していません。

ゴミ屋敷片付けの準備で力を入れるべきは、体力を使う作業ではなく、判断を先に済ませておくことだと、このデータがはっきり示しています。

期限が迫っている場合の準備|残り日数別の最小セット

退去日、帰省の最終日、相続手続きの都合など、動かせない期限があるケースは少なくありません。残り日数別に「今日やる最小の1つ」だけを示します。全部やろうとしないでください。

残り14日/7日/3日/当日

残り14日:写真と動画を撮って相談する
この段階なら選択肢が豊富です。まず現状を伝えて段取りを組み、その上で必要な準備だけを絞り込みます。自分で片付け始めるのは、この相談より後で構いません。

残り7日:探し物スプリントを実施する
30分×2コマだけ確保して、7点の貴重品を回収してください。同時進行で、日程の押さえと作業範囲の確定を進めます。

残り3日:残す物リストを作り、それ以外は任せる
この段階では、自分で片付ける時間はもうありません。「これだけは残す」を書き出すことに全力を注いでください。書けば書くほど、当日は止まりません。

当日・前日:判断できる人の連絡先を確保する
立ち会えない場合でも、電話やビデオ通話で確認できる体制さえあれば作業は進みます。連絡がつく時間帯だけは、あらかじめ共有しておいてください。

なお、期限が3日を切っている場合や、遠方で立ち会いが難しい場合も、対応できる可能性があります。「もう間に合わないだろう」と諦める前に、一度状況をお聞かせいただければと思います。

ゴミ屋敷片付けの準備で「やらなくていいこと」

最後に、多くの方が時間を使ってしまうけれど、実は不要な準備を挙げておきます。

①ゴミ袋に詰めること
私たちは物量で見積もりを出します。袋に詰めても、詰めなくても、量は変わりません。むしろ袋に入れてしまうと中身が確認できず、貴重品を見落とすリスクが上がります。

②分別すること
分別は私たちが行います。自治体の区分に合わせて仕分ける必要はありません。ここに何時間もかけてしまう方が非常に多いです。

③掃除すること
物を出した後でなければ本当の掃除はできません。事前の掃除は、ほぼ意味がなくなります。

④見せられる状態に整えること
これがいちばん多い誤解です。私たちは状態を見て何も思いません。整えていただく時間があるなら、そのぶん休んでください。

⑤全部の物を判断すること
「残す物」だけ決めれば十分です。数千点すべてを判断しようとすると必ず止まります。迷う物は保留箱に入れて、判断を後回しにして構いません。

まとめ

ゴミ屋敷片付けの準備について、現場の視点から整理してきました。最後にもう一度、要点をまとめます。

準備すべきは①貴重品・重要書類を守る導線をつくる/②今の状態を正確に伝えられるようにする/③当日の「判断」を先に決めておく、この3つだけです。当社アンケートでも、後悔が生まれるポイントの72%がこの3つに集中していました。

反対に、袋詰め・分別・掃除・見せられる状態に整えることは、ほとんど必要ありません。当日に作業が止まる原因の82%は「判断が決まっていないこと」と「貴重品が未回収なこと」であり、体力を使う準備では防げないからです。

そして何より、準備が終わっていなくても相談はできます。範囲も日程も決まっていない段階からのご相談が大半ですし、むしろその段階で一度話していただいたほうが、無駄な準備をせずに済みます。

費用が心配な方、近隣に知られたくない方、家族への説明に悩んでいる方、遠方で立ち会えない方。それぞれに合わせた進め方があります。一人で抱え込まず、まずは状況を聞かせていただければと思います。

【よくある質問】

  • 基本的に必要ありません。袋詰めや分別、掃除は片付けの過程で行うため、事前にやっても効果が薄いのが実情です。それよりも、貴重品や重要書類を先に探しておくこと、残す物の方針を決めておくことのほうが、当日の進行に大きく影響します。散らかった状態のままでご相談いただいて問題ありません。
  • はい、まったく問題ありません。作業範囲も日程も決まっていない段階でのご相談が大半です。むしろ準備を始める前にご相談いただいたほうが、不要な作業に時間を使わずに済むことが多くあります。「今の状況を聞いてほしい」というだけのご連絡でも構いません。
  • 写真は玄関から順に、廊下・各部屋・水回り・ベランダや押入れを引きの角度で撮っていただくと十分です。動画は15秒程度を3本(部屋を一周/床の状態/玄関から道路までの搬出経路)あれば、かなり精度の高い見立てができます。撮影自体は10分ほどで終わる作業です。
  • 大丈夫です。タオルや紙袋をかぶせて撮っていただければ問題ありません。全体の物量と搬出経路が分かれば、お見積もりは出せます。写真の取り扱いが気になる場合は、ご相談の際に「見積もり以外には使わないでほしい」とお伝えください。事前に確認しておくことも準備の一つです。
  • 可能です。貴重品探索は現場で日常的に行っており、山の中から通帳や現金、印鑑が出てくることも珍しくありません。ご自身で探す時間が取れない場合は、その旨を事前にお伝えください。どの物を優先して探してほしいかを共有いただけると、より確実です。
  • 最初のご相談の段階で「近隣に知られたくない」とお伝えください。それを前提に、搬出の時間帯、車両の停め位置、動線の作り方、作業音を抑える順番などを組み立てます。ご相談前に対策を考えていただく必要はなく、一言お伝えいただければ大丈夫です。
  • 費用は間取りや物量に加え、搬出経路が確保できているか、階数とエレベーターの有無、トラックの停車場所、水回りの状態などで変動するため、一律の金額は申し上げにくいのが実情です。写真と動画をお送りいただければ大まかな見立てはお伝えできますが、正確な費用は現地でのお見積もりでご確認いただくのが確実です。
  • 立ち会えない場合は「残す物リスト」と「判断できる人の連絡先・対応可能な時間帯」の2つを事前にご用意ください。当日に判断待ちが発生した際、電話やビデオ通話で確認できる体制があれば作業は止まりません。遠方にお住まいで実家の片付けを依頼されるケースにも対応していますので、状況をお聞かせください。
  • 「そのまま処分してよいか」「供養やお焚き上げを希望するか」だけ、事前に方針を決めておいていただけると当日がスムーズです。当社データでも、供養の扱いが未定だったことによる作業停止が16%発生しています。判断に迷う場合は、その状態のままご相談ください。選択肢を整理してお伝えします。
  • 残り日数によって、やるべき準備は変わります。3日を切っている場合は、ご自身で片付ける準備はせず「これだけは残す」を書き出すことに絞ってください。年中無休で受付しており、状況によっては即日でのご相談も承っています。間に合わないと判断される前に、一度残り日数と状況をお伝えいただければと思います。

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