広島で特殊清掃を行っているティプロのスタッフ三島です。
広島県竹原市で孤独死をされて死後推定1週間が経過して発見された部屋の特殊清掃をさせて頂きました。
ひとり暮らしをされていた30代の男性が自殺されてお亡くなりになり、お父さまからのご依頼です。
依頼者さまの娘さんでお亡くなりになられた男性の妹さんがインターネットで弊社HPを見つけられて、弊社にメールでご依頼いただき、依頼者さまに電話連絡させて頂きました。
月に一度は実家に連絡されていたお兄さまでしたが、最近連絡がないとのことでお部屋に行かれたご両親が発見されたそうです。
ずいぶん暖かくなってきましたが死後推定1週間とのことで異臭が少し発生していましたがそこまでひどくなく、ご近所の方も気が付かれなかったのでご近所に臭いに関してはご迷惑をお掛けすることはありませんでした。
しかし、部屋の中の汚れはかなりひどいくなっていました。
ユニットバスにて身体の一部を傷つけられ、ユニットバスとユニットバスを出た辺りで大量出血してお亡くなりになられていたそうで、発見までに1週間あったため血液がユニットバス内や廊下一面に広がり固まっています。
大家さんのご希望でユニットバスの交換や廊下のフローリング張り替えなどの大掛かりな内装工事を行わずに修復することになりました。
ユニットバスの排水溝にも大量の血液が流れ込んでいます。
これ以上の汚れを外に流出させないよう、最初にユニットバスの清掃から始めました。
ユニットバスのフロアの溝や扉の隙間部分、排水溝など隅々まで、専用洗剤を使用して丁寧に汚れを洗い流します。
ユニットバスは水をいくらでも流すことができるため、しっかりと洗い流しました。
続いて、ユニットバスから出たところの廊下部分の清掃を行います。
リフォームをする場合は床材をはがして取り替えて汚れを完全に取り除くことができるのですが、今回はリフォームなしの修復作業です。
専用洗剤を使用してポリッシャーで汚れを落とすことを数回繰り返し、全く汚れのない状態に戻すことができました。
廊下の床の汚れをきれいに落とすことはできましたがワックスがはがれてツヤがなくなってしまいましたので、
ワックスを塗り直してきれいに仕上げました。
最後に、少し異臭も発生していましたので、オゾン脱臭機を1日間稼働させて完全に消臭させました。
現代は、超高齢化時代と言われています。一人住まいの方が増え、もしもの時は残された身の回りの生活用品の整理にご遺族は途方にくれることになります。遺品整理士として、専門的な知識と豊富な経験から、遺品の整理や生前整理などのお手伝いをさせていただきます。