広島で特殊清掃を行っているティプロのスタッフ三島です。
広島中区で、60代女性が孤独死をされて推定死後約1ヶ月が経過して発見された部屋の特殊清掃をさせて頂きました。
孤独死が発生したアパートのオーナーさまのご依頼です。
死後1ヶ月が経過した状態で発見されており、体液も多く臭気も強いととてもお困りでした。現場では害虫も大量に発生してしまっており、同じアパートの住民の方に迷惑が掛かってしまうことも気にされています。
早急に対応して欲しいとのことでしたので、現場に急行させて頂きました。
現場では管理会社の方も立ち合われ、細かく要望を聞き取っていきます。
完全消臭までご希望でしたので、作業内容について細かく説明を行い全ての工程にご納得いただいた上でご契約となりました。
完全消臭には臭気を吸収した壁紙を剥いだり体液の染み込んだ壁の切り取り、床下洗浄前の床解体んど「解体工事業者登録」を取得していないと行うことができない作業も多く、専門の会社でなければ対応することが難しいです。
特殊清掃会社の中にはこちらの資格を取得せずに解体まで行う場合もあるようですが、違法となりますので注意が必要です。弊社では「解体工事業者登録」を済ませておりますのでご安心ください。
なるべく早くとのご要望でしたので、早速作業を開始です。
入室前に故人さまの御冥福をお祈りして合掌を行ってから入室しました。
玄関から入室すると強い死臭が部屋中に充満しており、大量の害虫も飛び回っていました。奥に進むと部屋の布団の上でお亡くなりになっておられたようで体液が残っています。さらに、体液がフローリングと壁に染み込んでいました。
最初に、臭気と害虫発生の元となっている体液の除去から開始します。 体液が付着した布団や汚染物は全て撤去し、臭気が漏れないよう袋詰めしました。
汚染物を撤去した後は、床についた体液を洗浄していきます。
体液専用洗浄剤で洗浄と拭き上げを行い、続いて床下の体液除去を行います。
体液が床下に浸み込んでいる場合は、床を切り取り床下の洗浄が必要です。 今回は床下だけでなく壁紙の奥まで体液が浸透していましたので、特別な溶剤で汚染された箇所をコーティングし臭気を封じ込めていきました。
最後にオゾン燻蒸で更に臭気レベルを落としていきます。
高濃度のオゾンガスを室内に充満させて残った臭気と反応させて除菌と消臭を行い、ほとんど臭気は感じなくなり完全消臭となりました。