広島で特殊清掃を行っているティプロのスタッフ三島です。
広島県山県郡北広島町で特殊清掃を行いました。
おひとり暮らしをされていた60代の男性がお亡くなりになり、息子さまからのご依頼です。
ご近所の方が最近姿を見ないことと異臭がするとのことで、広島市内の息子さまに連絡されたことからお亡くなりになっているのが発見されました。
ご依頼くださいました息子さまには以前に出張買取をご利用していただきましたご縁で、この度の特殊清掃をご依頼くださいました。
発見された時には死後約3週間が過ぎており、電源が入り温かいこたつの中でお亡くなりになられていたため腐敗がひどく、強烈な異臭と大量の害虫が発生していました。
このままでは特殊清掃の作業に入ることが難しいため、最初に簡単な消臭作業と害虫駆除作業を行い作業開始です。
お亡くなりになられた後もこたつの電源が入ったままで温かい状態が保たれていましたので、汚染物質がかなり広がっていました。
汚染されたこたつやこたつ布団、座布団やこたつ敷きなどを密封梱包して搬出します。
こたつ敷きの下のじゅうたんにも汚染物質が浸透していましたので密封梱包を行い搬出、さらに畳にも汚染物質が浸透していましたので密封梱包を行い搬出しました。
畳を取り除いて確認したところその下の床材にも広範囲に渡って汚染物質が浸透していましたので切り離し、密封梱包を行い搬出しました。
造りのよいお宅で床材の厚みがありましたので床材の下までは汚染物質が浸透していませんでした。
汚染されたものを全て搬出した後は、薬剤を噴霧して消毒除菌作業を行いました。
消毒除菌作業に続き、害虫駆除作業に入ります。
害虫は少しでも残っていると再度大量発生につながりますので、完全に除去する必要があります。
徹底的に駆除剤を噴霧して害虫を完全に駆除しました。
臭気レベルがとても高かく、この臭気を完全に消し去るためには通常の消臭作業よりも多くの作業が必要です。
消臭剤の噴霧とオゾン脱臭機の稼動、換気をいつもより長く8日間行ってみましたが、全く臭気は消えていません。
再度、消臭剤の噴霧とオゾン脱臭機の稼動、換気を行い臭気の確認を行いました。それでもまだ臭気は少し消えたくらいでしたので、臭気がなくなるまで消臭作業を繰り返し行いました。
通常の消臭作業よりも6倍の消臭作業を行い、ようやく完全に消臭することができました。