遺品整理のタイミング
遺品整理でのトラブルと対処法~無断回収
遺品整理の料金相場
遺品整理でのトラブルと対処法~高額請求
遺品整理でのトラブルと対処法~不法投棄
遺品整理の基本的な流れ~問い合わせから契約まで~
遺品整理の基本的な流れ~作業当日~
遺品整理の基本的な流れ~遺品整理後の対応~
遺品整理とは
遺品整理士
目次
- 遺品整理のタイミング
- ●遺品整理を急ぐ場合のタイミング
- ●遺品整理を急がない場合のタイミング
- ●親族が集まるタイミング
- 遺品整理でのトラブルと対処法~無断回収
- ●無断回収を避けるための対策
- ●無断回収された時の解決策
- 遺品整理の料金相場
- ●部屋の広さで変わる
- ●遺品が少ない
- ●自分たちで遺品を整理する
- ●業者に遺品整理を依頼する
- 遺品整理でのトラブルと対処法~高額請求
- 遺品整理でのトラブルと対処法~不法投棄
- ●不法投棄を避けるための対策
- ●不法投棄された時の解決策
- 遺品整理の基本的な流れ~問い合わせから契約まで~
- 遺品整理の基本的な流れ~作業当日~
- 遺品整理の基本的な流れ~遺品整理後の対応~
- 遺品整理とは
- 遺品整理士
- ●遺品整理士の仕事内容
- ●遺品整理士に依頼するメリット
遺品整理のタイミング
故人の所持品などを遺族が時期をみて整理する遺品整理を行うタイミングに決まりはありません。
法事の準備などがある程度落ち着き時間に都合がつくタイミングで行う、悲しみをある程度癒して自身の気持ちが落ち着いてからゆっくりと行う、故人の住まいが賃貸物件であった場合は明け渡しの期日までに行うなど様々です。
優先的に対処しなければならないものを先に処理し、思い出が詰まっているものは時間をかけてじっくり片付けるなど、ものによって整理のタイミングを分ける方法もあります。
●遺品整理を急ぐ場合のタイミング
・亡くなった月末や翌月末
故人が賃貸物件や老人ホームなどのケア施設に住んでいた場合は、部屋や物件を引き払わなければなりません。
公営住宅では亡くなってから14日後までに部屋を引き払わなければ延滞金等が発生するところもあります。
お部屋の契約が有効なうちに、できるだけ早く遺品整理を行う必要があります。
・相続税が発生する前に
法的な手続きが必要なものや相続税がかかるものは、早めの対処が必要です。
相続には期限があり、相続放棄は相続開始を知った日から3か月以内に手続きをしなければなりません。
また、預貯金や貴金属、不動産等の相続税の課税対象になるものは、亡くなってから10か月以内に申告・納税しなければなりません。10か月を過ぎてしまうと重加算税が発生してしまうため、相続した人にとっては経済的な負担が大きくなってしまいます。
●遺品整理を急がない場合のタイミング
・気持ちの整理がついたら
故人が大切にしてきたものや故人との思い出のものなど遺品は、悲しみが明けないうちは整理をなかなか始めることができないものですが、いつかは整理しなくてはなりません。
遺品整理をすることで故人を思いやりながらも悲しみを乗り越え、自分の気持ちを整理するという意味もあります。
特にいつから始めるべきという明確な時期は決まっていないので、気持ちの整理がついたら始めましょう。
・諸々の手続きが完了後
遺産相続手続きの他にも健康保険の世帯主変更手続きや年金関係の手続き、公共料金等の支払い手続き、所得税関連の手続き等もあります。手続きの種類によっては、死亡日から期限が定められている手続きもありますので、全ての手続き完了後、一段落付いてから遺品整理をされる人も多くおられます。
●親族が集まるタイミング
一人で遺品整理行うことはトラブルのもとです。遺品整理は、四十九日や百日法要、一周忌など親族が一同に集まるのタイミングで相談しながら行いましょう。
・葬儀後
葬儀後は相続権のある親族が全員揃っていることも多く、遺品整理には都合の良いタイミングです。親族が遠方にいる場合、遺品整理のために再度集まるのは難しいこともあります。
・四十九日法要後
四十九日は亡くなられた方の来世での行き先が決まる最も重要な日と考えられ、遺族にとっては、「忌明け」として日常生活へと戻る節目となる日でもあります。
この日に故人の遺品整理を始めることは、気持ちの整理をつけて次のステップに進んでいくという意味があります。
遺品整理でのトラブルと対処法~無断回収
遺品整理を業者に依頼した時に起こるトラブルには様々なものがあります。
故人が大切にされていた想い出の品や愛用品などの遺品を整理する大事な遺品整理、トラブルに巻き込まれることのないよう注意しましょう。
故人が残された遺品の中には現金、銀行通帳、商品券、登記済権利証、契約書、貴金属、美術品、骨董品など、価値のあるものもあります。
しかし、その貴重品の存在を残された家族が知らないことも多く、無断回収をされてもわかりません。ご遺族が被害に遭われた自覚がないために発覚し難いことも問題です。
●無断回収を避けるための対策
・事前に貴重品のチェックをしておく
貴重品の有無を確認し、貴重品をリスト化して別途保存しておきましょう。
・遺品整理に立ち会う
業者の作業実施時には立ち会い、一緒に遺品を確認しましょう。
●無断回収された時の解決策
※第三者機関へ相談する
遺品整理を専門に扱う公的機関は存在しませんが、第三者機関に相談することで遺品整理に関する問題を解決できることもあります。
・国民生活センター
消費生活や消費者問題に関する事例や対処方法などが紹介されています
・消費者庁
様々な消費生活について相談することができます
・暮らしの相談窓口のご案内(内閣府)
様々な悩み事についての相談先がまとめられています
・消費者相談室(経済産業省)
消費者取引に関して消費者からの相談が受け付けられています
・財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
リフォームに関する様々な相談事例が紹介されています
・住宅ホームページ(国土交通省)
住宅に関する様々な情報が掲載されています
・住まいの情報発信局(住宅情報協議会)
住宅関連の中立性や信頼性のある情報が掲載されています
※弁護士や行政書士に依頼する
弁護士や行政書士などに相談する方法が一番解決率が高い方法ですが、費用は高額になる傾向です。ほとんどの場合、依頼者側に有利な解決になることが多くなっています。
遺品整理の料金相場
ひとことで「遺品整理」と言っても、状況によってかかる費用もさまざまです。
一般的な遺品整理の料金に含まれる作業は遺品の仕分けと運搬、処分があり、整理後の部屋の掃除も含まれていることもあります。
この他にかかる費用は遺品供養の料金、遺品処分の手数料、リサイクル家電の引取りなどがあり、業者によっては別途料金がかかる場合があります。
トラブルがないよう、事前にサービス内容を確認することが必要です。
●部屋の広さで変わる
遺品整理の料金は仕分けにかかる時間や運び出す荷物の量によって変動するため、部屋の広さに比例して高くなることが多くなっています。
部屋の広さによって、派遣する作業員数や家財の量もある程度決まっているためです。
1Rや1Kの部屋の場合は2tトラック1台で積み込めることが多く、料金は5~8万円くらいとなります。1DKから1LDKの部屋の場合は2tトラックが2~3台必要となることが多く、料金は9~15万円くらいとなります。
2LDK以上の部屋にの場合は作業員やトラックの台数も増えるためかかる費用も増え、2LDKで15万円以上、3LDKで20万円以上、4LDKでは25万円以上くらいとなります。
また、間取りではなく部屋の面積や体積によって料金を算出する場合もあります。
●遺品が少ない
部屋の広さに対して遺品の量が少ない遺品整理は、料金が割高になることもあります。その場合は部屋の広さではなく、遺品の個数や重さあたりいくらという料金体系の業者がおすすめです。
事前に荷物量を伝えることで金額を見積もることができますが、想定よりサイズが大きいなど場合は追加料金を請求されることもありますので注意しましょう。
●自分たちで遺品を整理する
遺品整理でいちばん費用がかからないの方法は、自分たちだけで遺品を整理することです。
故人のお部屋が近くにあって通って整理することができる状況なら可能ですが、遠方の場合は難しくなります。
かかる費用は掃除道具代金と粗大ごみの回収費用くらいで済み、あまり費用をかけることなく遺品整理を行うことができます。
しかし、家財が多い場合は大きな家具の処分などの労力は相当なものになり、自治体指定の処分場所まで運搬するために軽トラックなどを借りる場合は出費も増えます。
遺品整理業者に見積もりを依頼し、相場を知った上でどのように遺品整理の方法を考えましょう。
●業者に遺品整理を依頼する
遠方に住んでいて通うことができない、仕事などで整理に時間を割くことができないという場合は、遺品整理業者に依頼する方法があります。
大きな家財やゴミが積み上げられた家でも、業者にお願いすれば自分が動くのは最低限で済ますことができ、肉体的にも精神的にも少ない負担で遺品整理を行うことができます。
●料金が高くなる
遺品整理の料金は作業工程が増えた場合に高くなります。作業人員が増えたり作業員の負担が増えたりなどの場合には追加料金が必要です。
・部屋の広さに対して家財がかなり多い
・エレベーターがなく、撤去した荷物を階段で運ぶ必要があるマンション
・玄関から出せない大きな家具がある
・玄関からトラックまで距離がある
遺品整理でのトラブルと対処法~高額請求
遺品整理を業者に依頼した時に起こるトラブルには様々なものがあります。
故人が大切にされていた想い出の品や愛用品などの遺品を整理する大事な遺品整理、トラブルに巻き込まれることのないよう注意しましょう。
遺品整理業者に関するトラブルで一番多いのが高額請求となっており、「法外な料金を請求された」というものです。
事前の見積の時点では料金が安かったので依頼したが遺品整理の作業終了後に何らかの理由を付けて高額な追加料金を請求されるというトラブルが増えています。
●高額請求を避けるための対策
遺品整理による高額請求のトラブルを避けるためには、依頼する業者選びを間違えないようにすることが必要です。
・激安業者を信用しない
激安料金を宣伝している業者は避けましょう。あまりにも料金が安い業者は作業後に高額な追加料金を要求してくることもあります。
・遺品整理にかかる費用の相場を知る
遺品整理にかかる費用は整理を行う建物の広さ状況、荷物の量などをベースに計算されます。
・相見積もりをとる
複数の業者による相見積もりを取り料金を比較しましょう。見積金額が他社より大きく安いような業者は注意が必要です。
・詳細な見積を出してもらう
見積金額をまとめていくらと合計金額でのみ提示する業者も危険です。見積項目の提示を求めましょう。項目ごとに見積金額を精査しなければ、合計見積金額が妥当であるかどうかを判断することはできません。
・追加料金が発生する業者は避ける
広さの割に遺品数が多く処分費用が余計にかかったやエレベータがないマンションで作業員数が通常より増えたなど、様々な理由で追加料金を要求する業者もあるため注意が必要です。
・遺品整理以外の作業を勧誘する業者は避ける
リフォーム工事を行わないと遺品作業ができないなど、不要な作業を要求されることもあるため注意が必要です。
●高額請求された時の解決策
※第三者機関へ相談する
遺品整理を専門に扱う公的機関は存在しませんが、第三者機関に相談することで遺品整理に関する問題を解決できることもあります。
・国民生活センター
消費生活や消費者問題に関する事例や対処方法などが紹介されています
・消費者庁
様々な消費生活について相談することができます
・暮らしの相談窓口のご案内(内閣府)
様々な悩み事についての相談先がまとめられています
・消費者相談室(経済産業省)
消費者取引に関して消費者からの相談が受け付けられています
・財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
リフォームに関する様々な相談事例が紹介されています
・住宅ホームページ(国土交通省)
住宅に関する様々な情報が掲載されています
・住まいの情報発信局(住宅情報協議会)
住宅関連の中立性や信頼性のある情報が掲載されています
※弁護士や行政書士に依頼する
弁護士や行政書士などに相談する方法が一番解決率が高い方法ですが、費用は高額になる傾向です。ほとんどの場合、依頼者側に有利な解決になることが多くなっています。
遺品整理でのトラブルと対処法~不法投棄
遺品整理を業者に依頼した時に起こるトラブルには様々なものがあります。
故人が大切にされていた想い出の品や愛用品などの遺品を整理する大事な遺品整理、トラブルに巻き込まれることのないよう注意しましょう。
業者の不法投棄でご遺族が法的責任を問われることもるため、「不法投棄をする遺品整理業者業者が悪い」だけでは済まされません。業者に遺品整理を依頼した場合は必ず領収書や名刺などを保管しておきます。
故人やご遺族の思い出が詰まっている遺品が正しく処分されることなく不法に投棄されることを防ぎましょう。
●不法投棄を避けるための対策
・一般廃棄物収集運搬業の許可を保有している業者に依頼する
遺品整理で出る不用品を処分するためには一般廃棄物収集運搬業の許可が必要となります。「産業廃棄物収集運搬許可証」や「古物商許可証」だけでは遺品の回収はできません。業者に遺品整理を依頼する際には、「一般廃棄物収集運搬業」の許可を保有しているかを必ず確認してください。
●不法投棄された時の解決策
※第三者機関へ相談する
遺品整理を専門に扱う公的機関は存在しませんが、第三者機関に相談することで遺品整理に関する問題を解決できることもあります。
・国民生活センター
消費生活や消費者問題に関する事例や対処方法などが紹介されています
・消費者庁
様々な消費生活について相談することができます
・暮らしの相談窓口のご案内(内閣府)
様々な悩み事についての相談先がまとめられています
・消費者相談室(経済産業省)
消費者取引に関して消費者からの相談が受け付けられています
・財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
リフォームに関する様々な相談事例が紹介されています
・住宅ホームページ(国土交通省)
住宅に関する様々な情報が掲載されています
・住まいの情報発信局(住宅情報協議会)
住宅関連の中立性や信頼性のある情報が掲載されています
※弁護士や行政書士に依頼する
弁護士や行政書士などに相談する方法が一番解決率が高い方法ですが、費用は高額になる傾向です。ほとんどの場合、依頼者側に有利な解決になることが多くなっています。
遺品整理の基本的な流れ~問い合わせから契約まで~
遺品整理を依頼する際にトラブルが起こる場合があります。
トラブルが起きる原因は確認するべきところや言った言わないなど遺品整理業者と依頼する方のとの相違が多くありますので注意が必要です。
遺品整理を依頼する際には遺品整理の流れを把握し、依頼・契約・作業の流れの中で必ずチェックするべきポイントをおさえ、スムーズな取引でトラブルが起こらないように注意しましょう。
●契約までの流れ
①お問い合わせ
電話やサイトのお問合せ(無料見積り)フォームで問い合わせます。
見積のための訪問日時を決めるため、見積希望日の候補を何日か決めておくとスケジュール調整を円滑に進めることができます。
お客様情報(住所やお名前など)、遺品の大体の内容やご要望、訪問可能な日程や時間帯などを質問されることがありますので、準備をしておきましょう。
②訪問見積
希望の日時に現地まで見積もりに訪問してもらいます。(見積は無料の場合が多いです)
家財の量や家財の搬出ルート、車両が横付けできる場所、作業に伴う必要な作業員の人数などの現地調査が行われます。
希望や要望、悩みごとなどを相談し、部屋や遺品量などの状況、予算、対応人数、供養する遺品など、総合的に判断して見積金額が算出されます。
状況や予算に合った最適なプランを提示してもらい、見積りの内容や作業の進め方について説明してもらいます。
現地調査と見積りの所要時間は30分程度、質問や相談が多い場合は60分程度かかることもあります。
③契約
正式な見積りを書面で提出してもらい検討し、見積金額、作業予定日時、作業内容搬出方法、納期などに納得した上で契約となります。
見積書に細かく記載してある契約内容をしっかりと確認した後に契約しましょう。
遺品供養などサービス特典や割引サービスなどが問い合わせ時と異なってかなど、見積もり内容を隅々まで全てチェックを行います。
契約時の確認事項が一番多いトラブルの原因となっていますので、注意が必要です。
④打ち合わせ
契約後、作業当日の詳細や日時などについて詳しく打ち合わせを行います。
貴重品などの特に探してもらいたい品、貴重品や供養する品、形見分け品の配送、処分する品などの最終的な確認を行います。
遺品整理の基本的な流れ~作業当日~
遺品整理を依頼する際にトラブルが起こる場合があります。
トラブルが起きる原因は確認するべきところや言った言わないなど遺品整理業者と依頼する方のとの相違が多くありますので注意が必要です。
遺品整理を依頼する際には遺品整理の流れを把握し、依頼・契約・作業の流れの中で必ずチェックするべきポイントをおさえ、スムーズな取引でトラブルが起こらないように注意しましょう。
●作業当日の流れ
①作業前ミーティング
依頼者と再度依頼内容の確認を行い、貴重品の取り扱いや形見分け品の確認、処分に回す品など見積り時と変更がないかの最終確認を行います。
スタッフ全員で作業の手順、作業人員の配置、依頼者からの要望や意向などについてミーティングを行います。
貴重品などの捜索がある場合など特に注意すべきことを確認し、見落としのない作業を徹底させます。
②作業前準備
仕分作業時や搬出作業時に床や壁にキズがつかないよう、作業部屋や搬出経路など家の中の養生を行いしっかりと保護します。
③遺品の仕分け・梱包
遺品を各地域の分別方法に合わせて分別し、梱包や袋詰めを行います。
最終確認で再度確認した遺品整理するもの、不用品処分するものに仕分け。
貴重品の漏れが無いかをチェックをしながら、相続財産になる可能性の高い品や形見分けの品、リサイクル品、供養品や回収処分しなければならない品に仕分けして行きます。
古紙(新聞、段ボール、雑誌など)、雑品(家電リサイクル法に適さない電化製品類)、衣類、食器類、金属類などを丁寧に仕分けを行い梱包や袋に詰めます。
大切なものや高価なものを業者に勝手に処分されてはいけませんので、できるだけ遺品整理業者と共に作業することをおすすめします。
④搬出・積み込み
梱包した段ボールや袋詰めした袋、家電や家具など全ての遺品の搬出・積み込みを行います。
現地に残す品を除いて、形見分け配送の品や供養品、リサイクル品として買取した品をトラックに積み込みます。
搬出した不要な品は一般廃棄物許可業者へと引き渡しを行い、地域で定められた方法により適正に処分を行います。
⑤清掃
最期に家の清掃を行います。
部屋の掃き掃除と掃除機掛け、フローリングの水拭き、水回りの清掃や玄関、ベランダの拭き掃除など。
簡易清掃を行うところや本格的なハウスクリーニングを行うところもあり、本格的なハウスクリーニングを希望する場合は事前に依頼する必要がある業者もあります。
⑦最終確認・貴重品や形見分け品の引渡し
作業終了後に部屋を確認して頂きますが、遠方で立会が困難な場合は部屋の様子を撮影し確認して頂きます。
貴重品や形見分けの品などを引き渡し、作業完了です。
遺品整理の基本的な流れ~遺品整理後の対応~
遺品整理を依頼する際にトラブルが起こる場合があります。
トラブルが起きる原因は確認するべきところや言った言わないなど遺品整理業者と依頼する方のとの相違が多くありますので注意が必要です。
遺品整理を依頼する際には遺品整理の流れを把握し、依頼・契約・作業の流れの中で必ずチェックするべきポイントをおさえ、スムーズな取引でトラブルが起こらないように注意しましょう。
●遺品整理後の対応
遺品整理後も様々な対応を行う業者もあります。
・形見分け品発送
形見分け品の配送は希望日に指定の場所にお届けします。発送方法は、宅配便で送る場合と自社便で送る場合があります。
正規の許可を受けた事業所の車両はナンバーが緑(軽自動車は黒)ですので一般の方でも簡単に見分けることができます。
・合同供養
仏壇や人形、写真など気持ち的にそのまま処分することができない品は提携寺院か僧侶を施設に招いて合同供養を行います。「供養証明書」を郵送してくれるところもあります。
・お焚き上げ
お焚き上げとは仏壇仏具や神棚、人形やぬいぐるみなど、そのまま処分してしまうにはしのびなく粗末にしてはいけない品、魂が宿るとされている品や想いが込められた品を感謝を込めて供養することです。
・リサイクル・リユース
ブランド品や貴金属、美術品や骨董品などはは国内でリサイクルやリユースされることが多く、食器や衣類などは海外へリユースされることが多くなっています。
家具や家電などは中古品として再販されます。
・寄付
電子レンジや炊飯器、トイレットペーパーや未使用の洗剤などの主な生活必需品は社会福祉協議会などの行政や施設、震災等の被災者などに寄付されます。
・家電リサイクル
家電リサイクル品(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)は、適正に処理を行う行政に指定されたリサイクルセンターに運搬し、処理を依頼します。
・廃車代行
車やバイクなどの廃車代行を行うところもあります。
遺品整理とは
遺品整理とは、親族や身内が亡くなった時に故人が生前に使っていたものを整理することです。
故人の家や部屋には、形見として残しておきたいもの、まだ使えそうなもの、大きな家具や家電、もう処分してもよいものなどが入り混じって残っています。
家をすぐにでも明け渡さなければいけない場合もありますし、遺品をいつまでもそのままにしておくわけにはいきません。
遺品整理とは、このような故人の遺品を、残しておくものと処分するものとに仕分けや整理をすることです。
●遺品
遺品とは、故人の身の回りのものや日常的に使っていたもの、家族のために残した遺産など、その人にゆかりのある全てのものを指します。
遺産の内でも動産など物品全般を指しますが、故人が生前に使用していた生活雑貨や衣類、家具、家電製品など古物としては財産価値の薄い物品も含まれます。
●遺品整理の意味合い
故人の私物を整理する際、その人が生きていた証となるものと改めて向き合うことになるため、残された人たちは再び悲しみや寂しさに包まれてしまうことになります。
しかし、遺品をそのままの状態で残しておくと、見るたびに故人の思い出がよみがえり、心が重くなってしまうこともあります。
遺品を整理している間はほんの一時の寂しさを感じますが、故人の私物を丁寧に仕分けて片付けていくことで気持ちの整理につながります。
●遺品整理の時期
故人との思い出や記憶の架け橋となる大切な遺品の整理は、本来であればじっくりと時間をかけて行いたいものです。
しかし、故人が賃貸マンションやアパートを借りていた場合はすみやかに部屋を明け渡す必要があるため、早い段階で遺品整理を始める必要があります。
遺品整理を行う時期は、葬儀などの法事が終わってから形見分けを行うことが多くなっています。
●遺品の仕分け方
・貴重品
遺品に置いての「貴重品」とは、金品だけに限らず故人に関する重要書類や所有していた不動産の権利・情報などです。
貴重品を整理するには法的な手続きが必要なものもあります。期日が設けられているものもありますので、必ず優先的に処理するようにしましょう。
銀行の通帳、クレジットカードやキャッシュカード、印鑑、健康保険証、マイナンバーカード、パスポート、年金手帳、公共料金等の請求書や領収書、有価証券、契約書類、不動産などの権利関係書類、価値の高い物(貴金属や宝石、美術品など)など
・形見(思い出の品)
形見とは、故人が残したものの中でも特にその人が愛用していたものや思い出の品です。貴重品とは異なるものの、故人との思い出を忘れないための大切な品です。
・再利用できるもの
家電製品や衣類、新聞などの素材を再利用できるものがあれば、保管しておくかリサイクル業者に引き取ってもらいましょう。
中にはリサイクルせずに取っておいたほうがいいものもありますので、注意して整理することが大切です。
・廃棄するもの
故人の残したものを破棄するのはしのびないことですが、不要だと感じたものは思い切って捨てましょう。
あれもこれも残しておくと、後から収拾がつかなくなる可能性があります。明らかなゴミや今後使いそうにないものは潔く捨てることも必要です。
生前の写真やアルバム、日記などの捨てるのをためらうようなものは、データにして残すという方法もあります。
コンパクトにしまえるデータ保存にすれば、故人との多くの思い出を捨てることなく、長い間きれいな状態で残しておくことができます。
遺品整理士
遺品整理士とは一般社団法人遺品整理士認定協会により認定されている民間資格です。
遺品整理の取扱い手順や遺品整理に関わるリサイクルや産業廃棄物の法規制などの専門知識を持ち、遺品を適切かつ丁重に取扱い整理をする専門家。
遺族としっかり連携を取り、法規制を遵守した上で、故人の想いがこもった品々を整理を行います。
●遺品整理士の仕事内容
故人の遺品の仕分け、部屋の片付けや清掃、不用品の正しい回収と処分を行うことが主な業務内容です。遺品整理士の仕事は単なる不用品回収とは異なり、高い信頼性と専門性が必要とされます。
・遺品の仕分けを行う
遺品整理にかける時間がない場合や人手不足などの様々な事情で故人の遺品整理を行うことができない遺族に代わり、遺品の仕分けを行います。
遺族と相談しながら、「残すもの」「処分するもの」「供養するもの」などに遺品を仕分けしていきます。
・不用品や廃棄物の処分
遺品整理士は廃棄物やリサイクル品の取扱いに関する各法規制を学び、遺品整理業特有の事項に対して正しい知識を持ち、それに伴った正しい処理を行うことができます。
遺族と相談した上で廃棄することになった不用品を、自治体のルールに従い正しい方法で処分を行います。
不用品のほとんどを可燃ゴミや粗大ゴミとして処分をすることになりますが、品物によっては自治体で処分することができない場合もあります。
自治体で処分することができない不用品は、リサイクル業者や不用品回収業者へ回収を依頼します。
・遺品の供養
仏壇仏具や神棚、人形やぬいぐるみなど、遺品によっては遺族から供養を依頼されることもあります。通常は菩提寺で供養をして頂きますが、最近では菩提寺がない家も増えてきています。その場合は神社仏閣や遺品整理業者など、供養をすることができる施設を紹介します。
●遺品整理士に依頼するメリット
・体力面や精神面での負担の軽減
遺品整理を専門家の遺品整理士に依頼するメリットは、体力面や精神面での負担の軽減があります。
故人が物を大切にしており膨大な品物を残していた場合、それを仕分けするだけでも一苦労です。仕分けを進めて行くと故人を思い出して手が止まったり、故人の想いを感じ取って作業が辛くなったり…。体力敵にも精神敵にも疲れてしまいます。
・時間的な負担の軽減
さらに時間においてもメリットがあります。
自分で作業を行う場合は忙しい時間の合間をぬって何日もかけなければ終わらない作業も、遺品整理士に依頼することで負担がかかることなく決められた期限内に遺品整理を終わらせることができます。
現代は、超高齢化時代と言われています。一人住まいの方が増え、もしもの時は残された身の回りの生活用品の整理にご遺族は途方にくれることになります。遺品整理士として、専門的な知識と豊富な経験から、遺品の整理や生前整理などのお手伝いをさせていただきます。