買取できる遺品の種類
家族がなくなって必ずやらなくていけないのが遺品整理です。遺品整理は非常に大変な作業ですので、業者に依頼すると高額になってしまうことが多いです。
そのため売れるものはできるだけ売って可能な限り費用に回したいところでしょう。ここでは、遺品整理の際に出てきた不用品を売るにはどうしたらいいのか解説します。
①種類によって対処を変えた方がいい
遺品整理で出てきたものを売る場合、出てきたものの種類によって対処を変えた方が高く売れたり処分の費用を抑えることができます。種類ごとに解説していきます。
Ⅰ衣服
遺品整理で大量に出てくるのが衣服です。綺麗なものやブランドものであればリサイクルショップやブランド買い取り専門のショップでも買い取ってくれます。
しかし、古いものやノーブランドのものはなかなか買い取ってもらえない場合も多いです。そのような場合はグラムで買い取ってくれるリサイクルショップを利用しましょう。
遺品整理の場合衣服が大量に出てくる場合が多いので、仕分けする手間を考えるとよほど高価な衣服がないかぎり最初からグラムで買い取ってもらったほうがいいでしょう。
Ⅱブランド物
値段が一番期待できるのがブランド物でしょう。ブランドものの場合は、ブランド物専門のリサイクルショップに売る方がいいでしょう。
知識の少ないリサイクルショップだと価値がわからず買いたたかれてしまう可能性が高いです。
ブランド物はネットオークションなどでも売れる可能性が高いので保管場所と手間がかかることに問題がなければヤフオクなどで売った方が高く売れるかもしれません。
Ⅲ貴金属
貴金属もブランド物と同様に専門家に見てもらうほうがいいでしょう。レアメタルとしてグラムでも買い取り可能ですので一番処分に困らないでしょう。
Ⅳ骨董品、コレクション
骨董品やコレクションも専門家に見てもらうのもよいかとは思いますが、オークションで売るのが一番高く売れる場合が多いです。様々な収集家がいますので、より多くの人に見てもらえるネットオークションがいいでしょう。
専門家に見てもらうにも、なかなか見つからなかったりするので多少手間ではありますが、最初からオークションに出品するほうが逆に手間が少なくなるかもしれません。
Ⅴ家電、家具
家電は、ものにもよりますが5年から10年以内のものであればリサイクルショップで買い取りしてもらえる可能性があります。大型のものなどもありますので出張買い取りを依頼するのがいいでしょう。
それ以上古いものになってしまうと通常の買い取りができないでしょう。そのような場合は、海外への輸出目的や金属を売る目的で、無料で引き取り、または安いですが買い取ってくれる業者もありますので近所にないか探してみましょう。
特に家電リサイクルに該当する、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、パソコンなどは捨てるとなるとそれなりのお金がかかってしまいます。できるだけ買い取りもしくは引き取りしてもらえる業者を探しましょう。
家具も大型のものや古いものはなかなか買い取ってもらえません。送料がかかってしまうため、オークションでもよい家具でない限り落札されない可能性も高いです。
ジモティーという掲示板であれば、同じ地域の人しか見ないため大きなものでも売れる可能性があるでしょう。ただし、ジモティーは基本的に直接取引が必要になりますので注意してください。
②遺品の仕分けはどうすればいいのか?
遺品整理はまず捨てるものと売るものと引き継ぐもので仕分けをしなければなりません。不用品回収業者や便利屋さんの中には、不用品処分の際に買い取り可能なものがあれば買い取ってくれる業者もあります。
しかし、その場合は非常に安い金額となってしまいますし、買い取りの専門業者ではないため知識が少ない場合が多いです。
仕分けを含めると非常に費用が高額になってしまうことが多いので可能な限り自分で仕分けした方が、価値のあるものを見逃さないでしょうし費用も浮くためいいでしょう。
そのためまずは自分で売れるものや価値のあるものを選別すると同時にできるだけゴミも処分、どうしても自分で処分できない料金がかかってもいいということであれば業者に依頼するようにすればいいでしょう。
全て業者に任せることだけは絶対にしてはいけません。悪徳業者であれば、価値のあるものを持って帰ってしまう場合もあります。業者に依頼する場合でも、遺品のいるいらないはきちんと自分で判断するようにしましょう。
③まとめ
家族が亡くなった場合、葬儀や遺品整理など色々なところでお金がかかってしまいます。家族がなくなっただでも非常に悲しいできごとなのにそれに加えてお金がかかるなど泣きっ面に蜂です。
できるだけ費用を抑えるに越したことはありません。そのため少し手間がかかったとしてもしっかりと仕分けをするようにしましょう。
どのような種類のものでも、オークションやジモティーで売れる可能性はあります。時間があるのであればオークションやジモティーを駆使して高く売りましょう。
手間に感じるかもしれませんが、一つ一つ遺品を整理することにより、故人がどのような生活をしていたのかがわかったり、思い出を見つけたりすることで供養になるかもしれません。
現代は、超高齢化時代と言われています。一人住まいの方が増え、もしもの時は残された身の回りの生活用品の整理にご遺族は途方にくれることになります。遺品整理士として、専門的な知識と豊富な経験から、遺品の整理や生前整理などのお手伝いをさせていただきます。