ご依頼者の状況とご依頼内容
広島県で遺品整理を行っているティプロのスタッフ三島です。
広島県廿日市市の3LDK一戸建てで遺品整理を行いました。
長年喫茶店を住居の隣で営まれていたお父さまがお亡くなりになり、その喫茶店の経営を引き継がれた息子さまからのご依頼です。
喫茶店の経営で忙しいこと、思い出がいっぱい詰まった遺品を整理することが辛いとのことで、ご依頼くださいました。
見積りにお伺いさせて頂きましたところ、50年ちかくご家族7人でお住いだったこともあり家の中には日用品や家財道具がとても多くあります。
6名のスタッフで遺品整理を行うことになりました。
今回の作業について
作業をさせて頂いたお宅はご依頼者さまが営業されている喫茶店の隣でしたので、普段以上に近隣への騒音やホコリなどご迷惑にならないよう細心の注意を払い、作業を進めていきます。
柱や床のキズ防止に養生を行い、遺品整理作業開始です。
日用品を貴重品や形見として残す品物、処分する品物などに分別し、それぞれダンボールに梱包をしていきました。
梱包したダンボールの搬出作業を行い、続いて大型の家財道具の運搬を行います。
大型家電など重量がある品物は2名以上でしっかりと運搬。
そのままでは運び出すことができないダブルベッドやパイプベッドなどは解体し、運びやすくして運搬しました。
庭にある物置の解体も行い、プランターなどの小物も撤去します。
家の中や庭の品物を全て運び出した後は、ハウスクリーニングを行いました。
最後にご依頼者さまに確認して頂き、作業完了です。
ご依頼者さまはやはり気になられるようで、隣の喫茶店から何度も見に来られました。
どんどん品物が運び出されて空っぽになっていく生まれ育った家をさみしそうに眺めておられましたが、出てきたアルバムの中にあった古い家族写真をご覧になったときはとれも嬉しそうにされていました。
休憩時に差し入れして頂いたコーヒーはさすが喫茶店、本当においしかったです。ごちそうさまでした。
ご依頼者さまからのご要望で廿日市市役所の生活支援課に冷蔵庫を寄付することになりました。
他の家電は何年も使用されていましたので再利用は難しかったのですが、まだまだ使用できる品物です。
心を込めて磨き直しを行い、大事に運搬しました。
この冷蔵庫はご自分で家財道具を用意するのが困難な方の日常生活のお役に立つ予定です。
スタッフのコメント
この度は、ティプロにご依頼いただき誠にありがとうございました。お預かりさせていただきました冷蔵庫ですが、次に使用される方に渡されとてもお喜びいただいたそうです。
現代は、超高齢化時代と言われています。一人住まいの方が増え、もしもの時は残された身の回りの生活用品の整理にご遺族は途方にくれることになります。遺品整理士として、専門的な知識と豊富な経験から、遺品の整理や生前整理などのお手伝いをさせていただきます。