ご依頼者の状況とご依頼内容
広島県で遺品整理を行っているティプロのスタッフ三島です。
広島市佐伯区の市営住宅5階の3LDKで遺品整理を行いました。
独り暮らしをされていた70代の女性がお亡くなりになり、大阪にお住いの娘さまからのご依頼です。
娘さまが現地に行かれるのが難しいため、見積りも作業も立ち会われずに行います。
見積りはパソコンやスマートフォンをお持ちでないため画像を送ることができず写真をお送りし、丁寧に電話でやりとりを行い、残しておくも、処分するものの確認をしっかりと行いました。
賃貸とは異なり、市営住宅や県営住宅等は退去の際の取り決めが細かく、勝手に撤去や取り外しを行ってしまうと、修繕費等がかかってしまうこともあり、ご依頼者さまに負担をかけてしまう恐れがあります。
事前に、取り外してもよいものと残しておかなければならないものを佐伯区役所に確認して頂き、作業を行っていきます。
今回の作業について
最初にキズをつけないように部屋の柱や床、廊下やエレベーターなどの共用部分に養生を行いました。
タンスの引き出しの中や衣類の間、雑誌の間などに貴重品がないかしっかり確認しながら、依頼主さまにお渡しする品物とリユースする品物、廃棄する品物とを分別整理してダンボールに詰めていきます。
ある程度ダンボールに詰めると、引き続きダンボールに詰めるスタッフ、ダンボールを外に運び出してトラックに載せるスタッフに分かれて作業を行いました。
ダンボールを運び出した後は、大型の家財道具の運搬に移ります。
重量がある大型の家財道具は必ず2~3名のスタッフで行っていますが、今回はサイドボードがとても大きくて重かったため6名での搬出作業となりました。
市営住宅のため共用の通路や玄関扉などの規格が小さく、運び出しが困難な品物に関しては部屋の中で分解をしてから搬出。
全ての品物を搬出した後はハウスクリーニングを行いました。
作業が完了した家の写真をお送りして確認して頂き、作業完了です。
運搬作業中にソファーの下から現金が出てきましたので、送金させて頂きました。
また、遺品整理の最中にご依頼者さまが幼いころのアルバムや亡くなられたお母さまとの写真なども見つかり、貴重品だけでなくご依頼者さまの大切な思い出も一緒に見つけることができ、とてもお喜び頂くことが頂きました。
今回見つかった貴重品やアルバムなどについては、そのままご依頼者さまがお引き取りにになるとのことでしたので、後日、宅配便にてお送りさせて頂きます。
買取可能な家具などについては、遺品整理のお見積り金額から値引きさせて頂きましたので費用を抑えることができました。
スタッフのコメント
この度は、ティプロにご依頼いただき誠にありがとうございました。ご依頼者さまが遠方にお住まいで立ち会いが難しいため見積もりから作業完了まで電話や電子メールでのご連絡となりましたが、スムーズに作業を進めることができました。
現代は、超高齢化時代と言われています。一人住まいの方が増え、もしもの時は残された身の回りの生活用品の整理にご遺族は途方にくれることになります。遺品整理士として、専門的な知識と豊富な経験から、遺品の整理や生前整理などのお手伝いをさせていただきます。