ご依頼者の状況とご依頼内容
広島県で遺品整理を行っているティプロのスタッフ三島です。
広島市南区3DKの県営住宅で遺品整理を行いました。
お一人暮らしをされていた40代の男性がお亡くなりになり、お姉さまかららのご依頼です。
お姉さまは岡山県にお住いでここ数年は弟さまにお会いにはなられていなかったそうですが、年に何回かは電話で連絡を取られていたそうです。
ご両親もお亡くなりになっているため、お一人になってしまったと寂しそうにされていました。
弟さまは肺炎をこじらせてお亡くなりになったそうで部屋には生活されていたそのままの品物が多くありましたが、全ての品物と家財道具の処分を行うことになりました。
市営住宅や県営住宅などは退去の際の取り決めが細かく、勝手に撤去や取り外しを行ってしまうと修繕費などがかかってしまうこともあります。ご依頼者さまに負担をかけてしまうことのないよう、事前に取り外してもよいものと残しておかなければならないものを南区役所に確認して頂き、作業を行っていきます。
今回の作業について
県営住宅で細かい取り決めがありますのでスタッフ全員でしっかりと確認を行い、整理内容などの周知も行い作業を開始します。
はじめに、キズをつけないように部屋の柱や床、廊下やエレベーターなどの共用部分に養生を行いました。
各部屋に分かれ、分別や梱包作業を行います。細かい雑貨などは、リユース品や資源等に分別し、段ボールに梱包しました。
今回はご依頼者さまが事前にある程度遺品整理を行われていましたので、お探しになられているものや貴重品はないとお聞きしていました。
しかし貴重品などの見落としがあってはいけません。分別作業をしながら現金などの貴重品がないかしっかりと捜索しながら作業を進めて行きます。
古新聞の間からご兄弟で写られていた写真を発見することができましたので、その場でお渡しさせていただきました。
分別後は梱包した段ボールや家財道具をトラックまで搬出を行いました。
県営住宅のため共用の通路や玄関扉などの規格が小さく、そのままでは運び出すことができない家財道具がありました。運び出しが困難な家財道具は処分することになっていましたので部屋の中で分解をしてから搬出しました。
部屋の中の全ての物を搬出した後ハウスクリーニングを行い、ご依頼者さまに確認していただき作業完了です。
スタッフのコメント
この度は、ティプロにご依頼いただき誠にありがとうございました。ご兄弟で写られていた写真を発見してお渡しさせていただきました時にお喜びいただき、とても嬉しく思います。
現代は、超高齢化時代と言われています。一人住まいの方が増え、もしもの時は残された身の回りの生活用品の整理にご遺族は途方にくれることになります。遺品整理士として、専門的な知識と豊富な経験から、遺品の整理や生前整理などのお手伝いをさせていただきます。