広島で特殊清掃を行っているティプロのスタッフ三島です。
広島市安芸区で孤独死されて死後推定1週間が経過して発見された部屋の特殊清掃をさせて頂きました。
お一人で暮らされていたおばあさまがお亡くなりになり、福岡県で暮らされているお孫さまからのご依頼です。
おばあさまは101歳とご高齢でしたがお元気でお一人で暮らされていました。今年の夏の厳しい暑さの中、熱中症でお亡くなりになったそうです。
ご依頼者さまは幼いころにご両親が離婚されてお父さまと一緒に暮らされていましたが、お父さまもご依頼者さまが中学生のころにお亡くなりになり、それからはおばあさまと一緒に暮らされていました。
就職される際は高齢のおばあさまを心配して広島での就職を考えられましたが、「やりたいことをやりなさい。」とのおばあさまのお言葉で福岡に就職されたそうです。
離れて暮らされているためにおばあさまの事は常に気にかけてられて、まとまったお休みの時にはいつも帰省されていました。
この度のお盆休みにも帰省されて元気なおばあさまにお会いになられていましたので、お亡くなりになられたことを今でも受け入れられないとのことでした。
クッションフロアの床一面に大量の汚染物質が広がり吊木の下まで汚染物質が浸透し、異臭も漂っていました。
感染症予防のために防護服と保護メガネ、防毒マスクを着用して作業に取り掛かります。
クッションフロアの汚染箇所を切り取って取り除除きました。
汚染箇所は取り除きましたが、床全面を速乾性の脱脂洗浄剤を使用して洗浄を行いました。
床下もしっかりと洗浄・消毒を行わないと、いくら高性能な脱臭機を活用しても異臭を抑えることはできません。
しっかりと洗浄を行いある程度きれいになったところで、臭い止めの防臭剤を塗布しました。
死後推定1週間とのことでしたが、猛暑のためかなり強烈な異臭でした。
汚染物質を取り除いたことで異臭は当初よりは随分治まりましたが、それでもまだ残っています。
異臭が染みついていますので天井や壁のクロスも全て剥がしました。
完全に消臭するためにオゾン脱臭機を稼働させます。
通常は3日間稼働させると消臭することができるのですが、3日目に確認したところまだ異臭は残っていました。
さらに、3日間追加して合計6日間稼働させて完全に消臭することができました。