広島で特殊清掃を行っているティプロのスタッフ三島です。
広島市西区て推定死後1ヶ月が経過して発見された賃貸アパートの部屋の特殊清掃をさせていただきました。
身寄りがなくおひとり暮らしをされていた70代の女性が居間でお亡くなりになり、賃貸アパートのオーナーさまからのご依頼です。
死後1ヶ月が経過してから発見されたとのことで強烈な異臭が部屋の外にまでもれており、異臭がすると近隣の方からオーナーさまに連絡があり、居間の机の上にうつ伏せになってお亡くなりになられているのが発見されました。
早急な特殊清掃と、その後に遺品の処分、原状回復をしてほしいという内容のご依頼です。
ご依頼の連絡をいただきました当日に見積もりにお伺いし、オーナーさま立会いのもと現場を確認して見積もり行いました。
即日の作業開始と汚染物や家財道具などの搬出方法を打ち合し、見積りにお伺いさせていただいたその日のうちに作業に取り掛かりました。
床には多数の害虫が散乱し、室内には独特の腐敗臭が充満しています。
最初に消臭除菌剤を噴霧してオゾン脱臭機にて粗脱臭を行い、作業が可能な環境を整えました。
まず室内全体を殺菌消毒し、腐敗体液で汚染した部分を取り除き、臭いが広がらないように厳重に梱包していきます。
気温が上昇してきていますので冬に比べてご遺体の腐敗の進行が早く、汚染物質がカーペットをこえて畳に浸透していました。
汚染されたカーペットと畳を厳重に梱包し、搬出。
畳を撤去しましたが、汚染物質がさらにその下の床板まで浸透していました。
汚染された部分の床板も取外して厳重に梱包して搬出しました。
床板の下の基礎部分にも汚染物質が浸透していましたので、基礎部分も消毒除菌を行います。
汚染されたものを全て搬出した後は、続いて消毒を散布して消毒除菌を行いました。
かなりひどい異臭が発生しており壁紙にも臭いが浸透していましたので、壁紙を剥離して消毒と除菌、脱臭を行います。
害虫がいましたので床や壁の隙間に害虫が残らないよう徹底的に駆除剤を噴霧して害虫を駆除しました。
汚染源と室内の残置物を取り除いたことで臭いは軽減していますが、まだまだ異臭は残っています。
完全脱臭を行うため、オゾン脱臭機で消臭を行います。
とても強烈な異臭だったため、通常の消臭作業では消臭することができませんでした。消臭作業を3回繰り返し、ようやく完全消臭することができました。