広島で特殊清掃を行っているティプロのスタッフ三島です。
広島市安佐南区で孤独死をされて推定死後2週間が経過して発見された部屋の特殊清掃をさせて頂きました。
ひとり暮らしをされていた60代の男性が孤独死をされ、管理会社さまからのご依頼です。
まだ梅雨は明けてはいませんが日中には気温が30℃を超えることもあり、隣の方から異臭がすると管理会社さまに連絡がありお亡くなりになっているのが発見されました。
とてもひどい異臭のためすぐに特殊清掃をしてほしいとのご依頼でしたので、ご依頼いただいた日の午後に見積もりに伺わせて頂きました。
早速現場にお伺いさせていただきましたところ、管理会社さまが応急処置として玄関に目張りがされていましたが、それでも玄関前や廊下に悪臭がもれています。
管理会社さまの担当の方から、とにかく異臭の完全消臭を依頼されました。
以前、別の物件で業者に特殊清掃を依頼されましたが、その時はすぐには異臭が完全に消臭されなかったため次の賃貸契約を行うことができず大変だったためでした。
見積りを行い、翌日から作業開始です。
特殊清掃の後は引き続き遺品整理をさせて頂くことになりました。
害虫が大量に発生していました。
特殊清掃を行うことができるよう、最初にある程度害虫駆除を行い作業を始めます。
畳に汚染物質が大量に付着していました。搬出する際に外部に異臭や害虫などをもらさないように、一枚一枚厳重に梱包して搬出しました。
遺品整理で家の中のものを全て処分することになっていますので、家財道具も全て搬出。
消毒作業を行った後は、オゾン脱臭機で脱臭を行いました。
推定死後2週間、部屋の外まで臭いが漂うようなひどい異臭であったため、部屋の汚染された部分だけではなく、壁や天井などにも臭いが染みついてしまっていました。
管理会社さまから完全に消臭できるまで長期間のオゾン脱臭機稼働を依頼されましたので、同じような状況の現場よりも長く10日間稼働させて完全消臭を行いました。
管理会社の担当の方に確認していただきましたところ、完全に消臭されていることに驚かれていました。
岡山県の実家には高齢の両親が健在されていますが親子関係があまり良好ではなかったようで、賃貸借契約の保証人にもなっておられずに相続も放棄されるとのことです。
全ての遺品処分のご依頼をいただきました。買取できるものは買取りを行い、その他は全て廃棄処分いたしました。