広島県廿日市市で特殊清掃を行いました
広島で特殊清掃を行っているティプロのスタッフ三島です。
広島県廿日市市で孤独死をされて推定死後約2週間が経過して発見されたマンションの部屋の特殊清掃をさせて頂きました。
お亡くなりになられたのは70代の男性で、リビングの机の上にうつ伏せになった状態で発見されました。気温が高い日が続いているためひどい異臭が発生していましたので、ご近所の方から苦情があり発見につながったそうです。
今回はマンションの管理会社さまよりご連絡をいただき、ご遺さまへ弊社を紹介していただきご依頼くださいました。
以前に同じマンションの特殊清掃をさせていただきました。その時の作業に大変満足していただいたそうで、管理会社さまがご紹介くださったそうです。
依頼者さまは大阪にお住まいでしたが、発見後の警察との立会いなどで廿日市市に来られていましたので、ご依頼のお電話いただいた翌日にお見積りをさせて頂きました。
分譲マンションでしたのでご依頼主さま、管理会社さま、管理人さまの立会いのもと、見積りをさせていただきます。
特殊清掃後に遺品整理もマンションを売却することができるまでの原状回復作業も合わせて行させて頂くことになりましたので、日程や作業内容、汚染物や家財道具の搬出方法などを打ち合わせさせていただきました。
気温が高い日が続いていたため臭気レベルが非常に高く、異臭が外に漏れている状況でした。最初に簡単な脱臭と除菌を行って作業が可能な環境にし、作業を始めます。
汚れが染み込んでいるリビングの机とカーペットを厳重に梱包して搬出しました。カーペットの下の床材にも汚れが染み込んでいましたので剥離して確認したところ、その下のコンクリートスラブまで汚れが到達していました。
床材も解体して厳重に梱包して搬出。コンクリートスラブにもかなりの汚れが浸透していましたので、念入りに清掃を行いました。
今回は臭気レベルがとても高かい現場でした。この臭気を完全に消し去るためには通常の消臭作業よりも多くの作業が必要です。
消臭剤の噴霧とオゾン脱臭機の稼動、換気をいつもより長く倍の期間行ってみましたが、全く臭気は消えていません。
再度、消臭剤の噴霧とオゾン脱臭機の稼動、換気を行って臭気の確認を確認しました。それでもまだ臭気は少し消えたくらいでしたので、臭気をなくなるまで消臭作業を繰り返し行いました。
通常の消臭作業よりも6倍の作業を行い、ようやく完全に消臭することができました。
後日、遺品整理と原状回復作業も行わせていただきます。