広島県安芸郡熊野町で特殊清掃を行いました
広島で特殊清掃を行っているティプロのスタッフ三島です。
広島県安芸郡熊野町で孤独死をされて推定死後約3週間が経過して発見された部屋の特殊清掃をさせて頂きました。
ひとり暮らしをされていた60代の男性がお亡くなりになりましたが身寄りがいらっしゃらないとのことで、管理会社さまからのご依頼です。
近隣住民の方から異臭がするとの苦情があり、浴室でお亡くなりになっているところが発見されました。
浴槽内でお亡くなりになっている時は、浴槽をまるごと取り換えたり、浴槽からつながる排水管の掃除が大掛かりになったりと大変なのですが、この度は洗い場でお亡くなりになっていました。
浴室の洗い場の床面が体液で汚れてしまっている状況でです。
管理会社さまとアパートオーナーさまと話し合いを行い、今回は浴室内での清掃で体液の除去と消臭・除菌、配管洗浄の作業を行うことになりました。
気温が高くなってきましたので、浴室内や部屋の中ははもちろん、部屋の外にまでかなり強烈な異臭が漂っています。
近隣の方から異臭で苦情が出ていますので、見積りにお伺いさせていただいたその日に早速作業を始めました。
最初に二酸化塩素系の薬品を噴霧して除菌、消毒を行います。室内に滞留しているウイルスなどを除菌して作業をすることができる環境を整えました。
続いて、浴室内の洗い場に固着している体液などを特殊な薬品を使用しきれいにしていきます。作業前までに汚れが配管に流れ込んでいるのは仕方がありませんが、これ以上汚れを外に出さないように、十分に注意を払って作業を行いました。
最後に配管内の洗浄を行います。汚れが流れ込んでいますので、しっかりと洗浄を行いました。
隣接している洗面所の壁紙にも臭いが移っていましたので洗面所も消臭と除菌を行います。クロスを剥離して消臭剤を噴霧しオゾン脱臭機を稼働させて臭いを取り除き、除菌剤も噴霧して除菌を行いました。
最後に新しい壁紙を貼り直して、作業終了です。
浴室内の浴槽内でお亡くなりになった場合は浴槽交換になってしまうケースがほとんどでご依頼者さまの負担が大きくなってしまうのですが、今回は洗い場でお亡くなりになっていたため浴槽の交換はありませんでしたので、負担を少なくすることができました。