遺品整理の時期と方法について徹底解説!
遺品整理の方法が分からず、悩む方が多いです。時期と方法について徹底解説します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
遺品整理とは
故人にゆかりのあるものを整理することです。遺品整理の際は、悲しみや寂しさを再び実感してしまうため、なかなか向き合いきれないという方も多いです。
しかし、整理せずに放置していると、見るたびに思い出してしまいますし、契約や金銭面の整理など、期限付きのものもあるので、あらかじめ確認が必要です。
遺品整理に適した時期は?
親族がなくなると、片づけをしなければという気持ちにはなりますが、時期を決めきれず迷う方も多いです。遺品整理の時期に決まりはありません。
故人に対する悲しみが消えずにしばらく遺品整理に手をつけられない場合は、落ち着いてからで良いでしょう。急いで片づけなければならない事情がある場合は、葬儀後すぐに整理をするのもありです。葬儀後すぐに遺品整理をすることに抵抗を感じる方もいますが、早めに区切りをつけるというのも大切です。
遺品整理をする際は、期限があるものかないものか、親族の了承を得ているかが重要になります。
・タイムリミットがある遺品整理
タイムリミットがあるものに関しては、早めに取り掛かることが大切です。例えば、賃貸住宅に1人暮らししていた人が亡くなった場合は、契約を切る必要があります。そのため、遺品整理も早めに行わなければなりません。
亡くなった月の月末もしくは翌月末までには遺品整理をする必要があるでしょう。
また、遺産相続手続き、保険、年金などの手続きを行わなければなりません。期限が迫っているものから片付けることが大切です。
・タイムリミットがない遺品整理
持ち家に住んでいた人が亡くなった場合、急いで遺品整理をする必要はありません。タイミングをつかみにくいという場合は親族と話し合い、親族が集まりやすい区切りのよい法要のタイミング、心の整理ができたとき、死亡後の手続きが完了したタイミングなど決めておくと良いでしょう。
遺品整理は一気に終わらせる必要はないので、話し合い、ゆっくり進めていくという方法もあります。
遺品の仕分けをしよう
遺品には様々な種類があるので、きちんと仕分けができていないと、手をつけられなくなってしまいます。
・貴重品や思い出の品など保管しておくもの
貴重品は通帳、クレジットカード、不動産関連の書類、有価証券、貴金属類などがあります。思い出品も保管しておきたいという方が多いです。
法的な手続きが必要になるものに関しては、分けて保管しておくことが大切です。
思い出品がたくさんあり、整理しきれないという方が多いですが、たくさん取っておきすぎると整理することができません。
・再利用可能なもの
冷蔵庫、洗濯機、テレビなどの電化製品、家具類、衣類は引き続き使用することができますし、リサイクルショップなどで販売することも可能です。古紙やプラスチック類もリサイクルすることができます。
・廃棄するもの
貴重品、思い出品などの形見、再利用可能なもの以外は、処分することになります。処分する際はゴミ分別をすることが大切です。
燃えるごみ、燃えないごみ、粗大ごみなどに分別し、自治体のごみ処分方法に従います。
遺品整理の注意点を知っておこう
遺品整理の際には注意点があります。注意点を把握していないと、トラブルの原因になるので、あらかじめ確認が必要です。
・親族との話し合いを十分に行う
親族との話し合いをせずに、勝手に遺品整理を進めると、トラブルに発展する可能性があります。自己判断で遺品整理をするのではなく、親族と一緒に行うことが大切です。特に遺品相続に関連する部分は注意が必要です。
・手続きが必要なものを優先的に片づける
手続きが必要なものは、期限があります。優先順位をつけて片づけることが大切です。急ぎのものを片付けておくと、余裕を持って遺品整理ができるようになります。
・判断できないものは保留にしておく
遺品整理は一気に進められるわけではありません。遺品整理をしている際に悲しみがこみあげ、判断力がなくなってしまうケースもあります。期限付きのものを整理できていれば、ゆっくり遺品整理を行うことができます。
判断できないものは保留にしておき、落ち着いてから整理すると、後から後悔することもないでしょう。
遺品整理の方法を知っておこう
遺品整理は完全にセルフで行う必要はありません。専門の業者に依頼することも可能です。セルフで遺品整理する場合と専門の業者に依頼する場合についてご紹介します。
・セルフで遺品整理を行う
遺品整理を親族のみで行うケースもあるでしょう。その際は、全ての作業を行わなければなりません。
親族のみで作業をすることで、丁寧な遺品整理ができますし、費用を抑えることも可能です。しかし、その分時間と手間がかかりますし、悲しみや寂しさがこみ上げて、遺品整理が進まないというケースもあります。
・専門の業者に依頼して遺品整理を行う
遺品整理は、専門の業者に依頼することも可能です。その際は、仕分け、必要な手続きを任せることが可能です。
専門の業者は遺品整理に関する確かな知識がありますし、経験も豊富なので利用するのは一つの方法です。一方で、遺品整理の費用がかかりますし、相続関係で親族とのトラブルが発生するリスクもあります。
また、業者によっては遺品の扱いが雑だったり、必要なものを破棄したりするケースがあるので、信頼できる業者であるか見極めが必要です。
料金やサービス内容は業者によって異なるので、あらかじめ確認するのがおすすめです。
特に身体が不自由だったり持病があったりして、負担を感じる場合に、専門の業者に依頼する方が多いです。
納得できる時期や方法で遺品整理を行おう
遺品整理をする際は、親族と十分に話し合い、納得できる時期や方法で行うことが大切です。手続きが必要なものは期限があるので、早めに片づける必要がありますが、その他は落ち着いてからゆっくり片付けるのがおすすめです。整理するタイミングに決まりはなく、人それぞれです。トラブルにならないよう、親族としっかり話し合ってから遺品整理をすることが大切です。
遺品整理でトラブルやお困り事がありましたら当社にご相談下さい。
現代は、超高齢化時代と言われています。一人住まいの方が増え、もしもの時は残された身の回りの生活用品の整理にご遺族は途方にくれることになります。遺品整理士として、専門的な知識と豊富な経験から、遺品の整理や生前整理などのお手伝いをさせていただきます。