「遺品整理」と「心の整理」男性編
自殺について考える 自殺者数年間3万人
遺品整理でへそくりを隠している場所は!?
「相続」が「争続」にならない為に~遺言書の必要性~
遺品整理業者がみる深刻な空き家問題について
効率良くお部屋の片付けを済ませるためには?
片付けられない人から脱却!こんな癖を直しましょう
目次
「遺品整理」と「心の整理」男性編
ティプロではあらゆる現場で作業をしてきましたが、少し気付いたことがありました。
ご夫婦で住まわれていてどちらか一方がお亡くなりになり、遺品整理をする際に、不思議なことに奥様を亡くされご主人が依頼をするケースというのがが非常に少ないです。
ご主人を亡くされた奥様が依頼をされるケースが大半なのです。
単純に男性は力があるので自分で作業をしたり、男性の方が平均寿命が短いという理由なのかもしれないのですが、遺品整理を通して様々な人を見ているとそれだけではない様な気もします。
どちらかというと男性の方が寂しさに耐えられず、環境の変化に耐えられないような方が多い気がします。
一方女性は割り切っているのか物事を早く進めるのでご主人の死後すぐにご依頼されるケースが多いです。そういう所が男性って弱いんだな・・・とよく感じます。
昨今ではどちらかがお亡くなりになることでうつ病や認知症が発症するケースが増えているとの事です。
認知症は65歳以上の10人に1人の確率で患っているという見解もあります。
特に高齢者の男性は妻の死などの急激な環境変化により、体調や病気を患う確率が増え、妻が亡くなってから3年以内に夫が亡くなるケースが多いとも言われているようです。
高齢社会が進む中で遺品整理業を始めとした、介護や施設のサービスの充実し便利にはなってきていますが、高齢者自体を孤立させない「心の整理」ができる社会構造にはまだまだ他国と比べても進んでないような気がします。
自殺について考える 自殺者数年間3万人
ティプロには自殺による、遺品整理、特殊清掃の依頼が多々入ります。
主に40代~50代の男性が多く仕事に対する悩みや離婚などの精神的な病の中死を選ぶ方も少なくありません。
毎年年間3万人もの自殺者を出しており、一日当たりにすると約80人が自らの手で命を絶っております。これってすごい数値ですよね。
遺書などは当然警察機関などに保管されるのですが現場に残された遺品には生きる事に対しての葛藤や後悔、家族や大切な人への謝罪のメッセージなどが至る所で残されているのを目にすることがあり、涙をこらえながら作業する場合もあります。
自殺を図る人の精神状態はその人にしかわからないと思いますが、現場から客観的にみると、不安定な社会に追い詰められ、自分を責め続けているように感じます。
そういったマイナス方向に思いを深めてしまうと、どんどん深みにはまり「生」より「死」を選ぶ方が楽という考えに至ってしまうのではないだろうか。
とはいえいかなる状況でも自ら死を選ぶという選択はやはり間違っていると私は思う。
この世には生きたくても生きられない人も沢山いるのだから・・・
とはいえ40代以上の方の失業率は多く再就職は極めて困難。
自殺を抑制するサポート機関や、自治体、就職支援などの充実を図り一人でも多くの自殺者を減らせることを心から願うばかりである。
ちょっと固い話になってしまいましたが、
男ってやっぱり「生きがい」なんだな~と思いました。
仕事をしっかりする、家族を守る、こういった生きがいが明日につながるのだと思う。
お蔭様でティプロは沢山のお客様に恵まれ、毎日充実した日々に送らせていただいております。
私に生きがいを与えて頂いているお客様に感謝!!本日も現場に出動です!!
地元広島密着型だから安心!特殊清掃はティプロまで
様々なご家庭の遺品整理を行っていると思わぬところから現金が出てくるときがございます。
いわゆる故人が残された「へそくり」です。
ある統計によると60代以上の平均のへそくり額は289万円!!
なんと300万円近くの金額をどこかに隠し持っているという事になります。
当然、本人だけが秘密にしているお金なのでエンディングノートや遺言書に書かれていない場合も多く、本来相続できるはずのお金が永久的に見らからない・・・という事も少なからずあると思います。
私たちは貴重品の捜索というのも重要な作業ですので今までの経験をもとに推測し、探し当てる事ができますが、身内だけでの遺品整理作業となると必ずといって言いほど見落としてしまう事があります。
そこで今回は今までの作業で現金や貴重品が隠されていることが多い場所をまとめてみました。
●布団・カーペット・畳の下
高齢者の方はよく隠されている場所です。
押入れの中に何重にも重ねられている布団の間や、普段めくることのない大きなカーペットや和室の畳の下をはがしてみると本人だけしか知らなかった通帳や印鑑が出てきたことが何度もあります。
●タンス
タンス預金といわれるほどメジャーなへそくりの隠し場所ですね。
隠し場所の王道なので皆さんチェックはしやすい場所だとは思いますが、引き出しが2重になっているタンスがあり、見落とす可能性があり。
実際に事前にご家族が確認した後に私が発見したという事もあったりします。
●キッチンまわり
女性の方の隠し場所に結構多いと思います。
昔ながらの男性はキッチンに足を踏み入れる事がないので女性としては安心なんだと思います。
料理をしないご主人であれば調理器具などを探すことはないですからね。
●仏壇まわり
仏壇をおかれていたら必ずチェックする場所です。
故人が高齢者だった場合、高い確率で何かしらのものはでてきます。
ご先祖様が守ってくれるみたいな感覚があるのでしょうか・・・
他にもトイレタンクの中、照明の上、天井裏、本棚、絵画の中など色々あったりするので要チェックです。
ちなみに全く関係ないですが私は結婚した当時、前住人がへそくりをしていたのを忘れていたのかトイレの上にあった天井裏で現金を見つけたことがあります(笑)
「相続」が「争続」にならない為に~遺言書の必要性~
「相続」が「争続」に・・・最近よく目にする言葉です。
遺品整理の現場に多く携わっていると死後間もないのにもかかわらず、相続の事で揉めている現場をよく目の当たりにします。
亡くなられた方にとってみれば何ともやりきれない思いで天国から眺めているのだと思います。
こういったトラブルを防ぐためには、故人の想いを残した「遺言書」が何より効果的です。
最近はエンディングノートの普及などもあり、遺言書を残す方も増えては来ておりますが、大半の人は書いたことがないというのが現状だと思います。書いていない方はこんなこと思っていませんか?
・まだ死ぬことはないから書かなくても大丈夫。
・別に書かなくても家族が上手に分けてくれるだろう。
・分けるほどの財産なんて持っていないし、書く必要がない。
・相続の割合は法律で決まっているんだしそれに従えばいいだけ。
以前こんな現場に遭遇したことがあります。
お子さんのいないご夫婦二人での生活でご主人がお亡くなりになられました。
決して裕福な家庭ではないが自宅を購入しローンも払い終え、年金でやりくりしていけば何とか生活できるようなご家庭でした。
ご主人がお亡くなりになられ遺産の分配を求めて現れたのがご兄弟。
まとまった現金もっていなかったが家の資産がある為、相続分配が必要となります。
結局、奥様は家を売却することになり、売却したお金を分配することになりました。
奥様は市営住宅に引っ越すことになり前より一層質素な、生活を送ることになってしまいました。
もしご主人がこの時、「妻に全財産を相続させる」といった内容の一文が書かれていた遺言書があったとすると・・・
おそらく奥様はご主人との思い出がいっぱい詰まった家で平穏で楽しい老後生活が過ごせたことでしょう。
ご主人のちょっとした気遣いがあればこのような事は防げたのです。
貯金の少ないご家庭こそ遺言書というのは必要になってくるのです。
遺された家族を守る為にも遺言書の準備は必ずしておきましょう。
ティプロでは、生前整理の一つとしてエンディングノートや遺言書の作成アドバイスも行っていますのでお気軽にお問い合わせください。
遺品整理業者がみる深刻な空き家問題について
今年5月に「空き家対策特別措置法」という法律が施行されたことはご存知でしょうか?
今回の法律の完全施行に伴いよくニュースなどで大きく取り上げられているのでなんとなく知っている方も多いとは思いますが、簡単に説明をすると、本来建物が建っていれば土地の固定資産税が1/6まで優遇される特例があります。
逆に考えるとほったらかしにしておいてもとりあえず建物が建っていれば固定資産税が優遇されるので空き家のまま解体せず放置しているケースが多かったのです。
しかし今回の施行により特定空家として市町村から改善、勧告があると固定資産税が最大6倍かかってしまいます。また最悪内容によっては市町村から強制撤去・解体を実行される場合もございます(もちろん費用は所有者に請求が来ます)。
例えば、前住人がお亡くなりになり、ご家族の方が家を相続したが空き家になり何も使っていない・・・
こういった場合、保持する所有者にとっては「知らなかった」ではすまされない程、大きな罰を科せられる内容になっています。
それほど現在の日本は空き家は深刻な問題となっており、空き家を放置できない時代だという事くらいは自覚しておく必要があると思います。
そんなこと本当にあるの?と思うかもしれませんがホームレスや指名手配犯や刑務所から出所した人など住所をもたない人が棲みつく場合があります。
実際、空き家に住み着いた人が孤独死でお亡くなりになり、臭いや害虫が大量に発生、食料品やお酒の空が散乱しゴミ屋敷状態になっていたという事例がありました。
もちろん清掃費用は所有者が負担することになります。他にも、倒壊の恐れ、不法侵入、器物の破損、衛生上の被害など放置される期間が長いほど危険度が増し、空き家を保持している、または空き家になる予定がある方は早急に対策を講じる必要がありそうです。
空き家を売却、解体するにも中のモノを搬出し、清掃する必要があります。
こういった場合は、ティプロにお気軽にご相談ください。
効率良くお部屋の片付けを済ませるためには?
片付けのあるあると言えば、片付けていると懐かしくなって見返してしまい気が付いたら数時間も経過していたなんてことではないでしょうか?
今回は、効率的に片付けを済ませる方法をご紹介します。
まずは場所とかける時間をあらかじめ限定することです。
「今日中にこの部屋を片付けよう」とアバウトに考えてしまうと何割のスペースに何時間かけているのかが見えにくくなりなかなか予定通りに進みません。
全体のスケジュールが見えていないと、懐かしいものを見つけた際に思いを馳せてしまって予想外に時間が・・・なんてこともありえます。
「押入れの片付けに2時間」・「棚の片付けに1時間」などひとつひとつ細かく区切って行動をすると
全体の片付けにかかる現実的なスケジュールも立てられますし、懐かしい思い出に想いを馳せる時間をとりたくとも、細かいスケジュールまで決めれば時間の意識ができるため「このアルバムはこの片付けが終わったら開いてみよう」と片付けを優先して効率的に進めやすいですよね。
次に物を捨てること「これが出来たら一番だろう!」と思いがちですが、情が移ってしまって、なかなか片付けられないと言う方も多いです。
その場合は、「災害が起きた時に持ち出したいもの」という基準で最低限のものを選別し次に「いらないけど捨てると困りそうなもの」は「半年間触れなければ捨てる」と区切って考えていくとサクサク作業を進められますよ。
上記の方法でもなかなか片付かない場合は、業者に依頼してすっきりさせる方法もあります。
業者は片付けるのと同時に、買取も行っている場合があるので一度依頼してみてはいかがでしょうか。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
片付けられない人から脱却!こんな癖を直しましょう
広島県三原市で遺品整理・不用品回収・リサイクル品買取をしているティプロです。
綺麗な部屋を保つためには、普段の私生活の癖から見直す必要があるかもしれません。
例えば、使ったものを手当たり次第収納スペースにしまいこんでしまったりしていませんか?
手当たり次第にしまいこんでしまうと、目当てのものをどこに収納したのかわからなくなってしまい、些細なものを使うためにもの探しが始まってしまいます。
探し物をしているうちに様々なものを引っ張り出し、目当てのものを見つけたと思えば部屋が大惨事…なんて経験はありませんか?
一度や二度なら良いかもしれませんが、何度も繰り返していれば片付ける気力を失ってしまいかねません。
物の収納場所をしっかり決めておけば、このような自体を防ぐこともできますし、片付けに対する意欲をあげることもできるでしょう。
また、片付けを一気にやろうとしてしまうのもよくありません。
片付けの真骨頂は、毎日こまめに続けることによる積み重ねにあります。
週末、来週末、来月…とどんどん片付けの予定を先送りにしてしまうと、その量に嫌気がさしてしまいがちです。
他にも、安い・限定・無料だからと、色々な物を集めてしまったりはしていませんか?
必要な物と不要な物の見分けをつけ、いらない物はしっかり捨てるようにしましょう。
部屋の収納スペースが足りないと思い始めたら、そういったものから捨てられないか一度しっかり考えてみましょう。
現代は、超高齢化時代と言われています。一人住まいの方が増え、もしもの時は残された身の回りの生活用品の整理にご遺族は途方にくれることになります。遺品整理士として、専門的な知識と豊富な経験から、遺品の整理や生前整理などのお手伝いをさせていただきます。