遺品整理とは
最近「遺品整理」について話題になることが多くありませんか?遺品整理とは、昔から「形見分け」という言葉が使われてきましたが、おもに動産を中心に故人が残したものを整理したり処分したりすることを指します。以前は残された家族で遺品を整理していました。しかし、最近では整理する遺品の数や種類が多く、またご家族のライフスタイルの変化もあり、ご家族だけでは処分できないケースが増えてきています。
遺品整理の悪徳業者が増えています
そんな遺品整理を取り巻く環境の変化に応じて、遺品整理を扱う業者さんが増えています。お客様に真摯な対応をする業者さんが多いのですが、法律的な整備が整っていないこともあり、「悪徳業者」と呼ばれる業者が増えていることも事実です。この記事では、良い遺品管理業者を選ぶためのコツをご紹介します。
遺品整理でこんなトラブルも
遺品整理業務とは、廃品回収のように仕分けて捨てるだけではありません。「遺品」に対する真摯な気持ちと、しっかりとしたスキルや経験が必要です。しかし、最近では資格や経験が足りない悪徳業者によるトラブルが発生しています。具体的な事例をご紹介しましょう。
①残すようにお願いしてた形見や権利書を捨てられてしまった
見積もりや打ち合わせの段階で「捨てずに残すもの」として依頼してた、アルバムや形見の品、権利書などが、作業を終わってみると捨てられてしまっていたというケースは多く見られます。ご自身で動かせる大切なものは、事前に場所を移しておくなどの対応が必要ですね。
②作業中に現金や貴金属が盗まれてしまった
作業前には引き出しに入っていた、指輪や時計などの貴金属、しまっておいた現金などが、作業が終わってみるとなくなっていた。業者を問いただしてみても「知らない」の一点張りだったというケースもあります。これも、ご自身で事前にまとめておく必要があるでしょう。また、業者さんによっては「作業当日の立ち会い不要」としていますが、できるだけ立ち会うことをおすすめします。
③業者が廃棄するとしていたものが不法投棄されていた
故人が使っていたタンスや仏壇などを業者さんが処分するというので頼んだのだが、不法投棄されていたことが発覚したというケースもあります。廃棄物を法律に従って処分することでかかる費用を抑えたいという業者さんの行為は違法行為です。
④見積もりよりかなり高い請求額になっていた
見積り時にはリーズナブルだと思って依頼したが、作業中に「これは追加料金です」「これも追加料金です」と言われ、最終的には見積額を大きく上回る請求額になってしまった。金額だけで決めるとこのようなケースにも遭遇します。見積りはかならず「立ち会い見積もり」をお願いし、相見積をとる、作業内容を確認するなど、トラブルにならない手段を考える必要があります。
⑤遺品買取の金額が相場よりかなり低かった
「遺品でリサイクル、リユースできるものは買取ります」というので期待していたが、どれも二束三文にしかならず、買取相場からかなり低い金額だったというケースも見受けられます。多くの遺品整理業者が「買い取った価格は費用と相殺します」と謳いますが、依頼者が市場価格に疎いことにつけ込んできます。事前に業者さんの業務への姿勢を確認しておきたいものです。
良い遺品整理業者を選ぶ5つのコツ
このような遺品整理の悪徳業者に巻き込まれないためにも、良い遺品管理業者かどうかを見抜くコツを覚えておきたいものです。選ぶコツは5つあります。ひとつづつ紹介していきます。
①整理してもらう自宅は、遺品整理業者のサービス圏内か?
ホームページなどで遺品整理業者を探していると、その業者さんの営業範囲外だったりしても気づかないことがあります。「全国対応」としている業者さんもありますが、手数料が上乗せされている場合もあります。また近隣でも、出張費のような請求がある場合もあります。かならずその業者さんのサービス圏内か、確認をしましょう。
②わかりやすい料金体系か?
「基本料金」にはどこまで含まれるのか、「仕分け作業」や「合同供養碑」などもどの作業までの費用なのか、料金体系がはっきりしている業者さんなら安心できます。また優良な業者さんの多くは「見積り後に追加料金はいただかない」としています。この点もしっかりと確認をしましょう。
③見積り時にスキルや経験を確認しよう
立ち会い見積もりをせずに金額を決める業者さんがいますが、トラブルのもとです。業者さんが見積に来る前に、依頼する業務内容をリストアップしておきましょう。そして、見積り時に、その一つづつの業務ができるのかどうか、確認することが大切です。明確な返事ができない業者さんは、追加料金などを請求してくる場合があります。
④作業を行う資格や届出がされているか?
遺品整理業は、無免許・無資格でも開業は可能です。しかし、家庭から出る不用品の処分には、一般廃棄物処理の資格が必要です。このように遺品整理を行う業者さんには、作業内容によって以下のような資格が必要となります。ホームページや見積り時にかならず確認しましょう。
遺品整理士
遺品整理は、一般的な物の処分とは異なります。遺品という生前に故人が利用し愛着のあった想いのこもった品物を、ご家族にとって最善の形で処理することです。そのために的確なアドバイスや処理方法を提示できる知識を持つスタッフが遺品整理士なのです。
また、特定遺品整理士という資格もあります。これは、遺品整理士認定に加えて「不用品回収健全化指導員」の資格を持っている場合に認定されます。
一般廃棄物処理業許可
事業所から出る廃棄物以外を一般廃棄物と呼んでいます。これを収集し運搬するために必要な資格が一般廃棄物処理業許可です。この資格は、自治体で募集をしていないと取得できないことから、首都圏など取得が難しい地域があります。遺品整理業者としては、この業務を資格を持った会社に委託することができますので、かならずしも取得しているとは限らないでしょう。しかし、取得していない場合には、どのように処分するのか、確認しておきたいものです。
古物商許可証
古物商とは、古物営業法に規定される古物を、業として売買または交換する業者を指します。お客様の遺品を買い取る際に、この資格が必要となります。遺品整理業者の営業所を管轄する都道府県公安委員会の許可が必要となります。見積もりの段階で、買取りが予定されている場合には、確認しておきましょう。
⑤スタッフはお客様の立場に立てる人か?
良い遺品管理業者を選ぶコツの最後は、スタッフの姿勢です。この5つ目がいちばん大切な事かもしれませんね。まず、遺品を扱うという気持ちがあるのか、そして見積りや処分などでも依頼者である家族の意向に沿ってくれるのかを確認したいものです。これも立ち会い見積もりの際に会話をしながら、分かる部分も多いと思います。
いずれにせよ、極端に安い業者さんには安く提示する理由があります。「買取との相殺」などの企業努力で安くなっているのか、とりあえず契約をしたいので安く提示しているのか、きちんと見極めたいものです。
広島の遺品整理なら、ティプロへ
広島で遺品整理が必要となったら、「良い遺品整理業者を選ぶ5つのコツ」がすべて当てはまるティプロにご用命ください。
ティプロなら遺品整理がワンストップ
ティプロなら、遺品整理の基本的業務である「遺品の仕分け」「整理と買取」「後かたづけ」をワンストップで弊社にお任せいただけます。
遺品整理士の資格を持つティプロの専任スタッフが作業
見積りから作業終了まで、資格を持ったスタッフが専属でおこないます。お客様の遺品への気持をしっかりと受け止めながら作業をすることができます。ティプロでは、多くのスタッフが「特定遺品整理士」の資格を持っています。もちろん、一般廃棄物処理業の許可や古物商許可証も所持しています。
ティプロなら、部屋の大きさや廃棄物の量などで価格が決まっています。
ティプロの料金体系は、シンプルです。部屋の大きさを基準に料金が決まっています。そして、その料金の中に下記の作業が含まれています。
「処分品の処理」「養生作業」「権利書、貴重品の探索」「遺品整理仕分け作業」「遺品の合同供養」「遺品搬出後の清掃」これだけの作業を追加料金なく見積もる遺品整理業者は多くありません。
ティプロの目利きが買取ります
ティプロなら、中古品売買に精通したスタッフが適正な価格で買い取ります。もちろん買取額は遺品整理費用と相殺いたします。
ティプロなら遺品整理のどんな現場にも対応します
遺品整理の現場がどのような状況でも、ティプロならしっかりと対応いたします。孤独死、ゴミ屋敷など腐敗臭などがひどいばあいでも、遺品整理の業務はもちろん、脱臭や特殊清掃、場合によってはリフォームを行い、原状回復をいたします。
遺品整理に伴うさまざまな作業もティプロが請け負います
遺品整理は、遺品を整理するだけにとどまりません。整理されてガランとした部屋をどうするのか、など新しい課題が見えてきます。ティプロではそのような作業も請け負っています。
畳替え・襖張替え
部屋がガランとすると見えてくるのは汚れです。日焼けしてしまった畳や襖を張り替えるだけで、気持ちが切り替わります。遺品整理は残されたご家族の気持ちの整理でもあります。
仏壇回収
おじいちゃんおばあちゃんが亡くなってから、管理する人がいなくなった仏壇の回収もおこないます。仏壇はもちろん閉眼供養を行います。
リフォーム
故人の使っていた部屋が空いたことで、隣の部屋との壁をなくす、レイアウトを変更するなどのリフォーム作業をなさる場合も、ティプロが対応いたします。
家屋解体・不動産売却
一人暮らしの方が亡くなって、家そのものを使わなくなる場合、家屋を解体したり負動産を売却することもティプロで可能です。ティプロの持つ、士業のみなさんと強いネットワークをご活用ください。
生前整理もティプロにお任せください
終活という言葉とともに、ご自身が元気なうちに自分の持ち物を整理しておく「生前整理」をする方が増えています。ご自身の思うように形見分けをすることができ、亡くなった後のご家族の遺品整理作業への負担も軽減されます。また、ご自宅から高齢者施設などへ転居する場合など、身の回りの品物を整理する方が多くいらっしゃいます。お気軽にお問い合わせください。
現代は、超高齢化時代と言われています。一人住まいの方が増え、もしもの時は残された身の回りの生活用品の整理にご遺族は途方にくれることになります。遺品整理士として、専門的な知識と豊富な経験から、遺品の整理や生前整理などのお手伝いをさせていただきます。