子どもの頃にぬいぐるみを集めていた方の場合、今では使用していないぬいぐるみを捨てきれずに保有しているケースが多く見られます。
また、ぬいぐるみが汚れてしまったため処分したいという場合があります。
もし、ぬいぐるみを処分したい場合、どのような方法で処分できるのでしょうか。
この記事では、ぬいぐるみの処分方法を紹介するとともに、意外と知らない注意点やポイントについて解説します。
目次
ぬいぐるみの処分方法には何がある?
ぬいぐるみを処分したい場合、主に以下のような方法があります。
- 自身で捨てる
- 友人・知人に譲る
- フリマサイトなどで売る
- 団体に寄付をする
- 業者に頼む
- 供養してもらう
それぞれの処分方法では、メリットとデメリットがあるため、自分にとって最適な処分方法で処分することが重要です。
ここでは、各処分方法の概要について解説します。
自身で捨てる
ぬいぐるみを最も手軽に処分できる方法として、可燃ゴミとして処分する方法があります。
単純な構造のぬいぐるみの場合、可燃ゴミ扱いとなるため、地域のゴミ廃棄ルールに従って燃やすゴミの日に収集場所に出せば処分可能です。
ただし、注意したいのはぬいぐるみの材質として金属性のパーツを使用していたり、プラスチック製のボタンなどを用いている場合です。
この場合、燃やすゴミにそのまま出すことができないため、分解した上で分別して処分する必要があります。
また、多くの自治体では30cm以上のゴミは粗大ゴミとして扱われます。
もし、大きなサイズのぬいぐるみで可燃ゴミの規定サイズを超過する場合、粗大ゴミとして収集してもらわなければなりません。
この場合、地域の自治体にある粗大ゴミ受付センターに連絡して、回収を申し込む必要がありあす。
また、有料の粗大ゴミ処理券を購入して、ぬいぐるみに添付して回収の日にゴミ捨て場に出さなければなりません。
友人・知人に譲る
もし、身近に小さな子どもがいる友人や知人がいる場合、ぬいぐるみを譲るのもおすすめです。
これにより、処分費用をかけずにぬいぐるみを処分できます。
また、友人や知人からすればぬいぐるみをお得に手に入れられるので重宝がられる場合もあります。
ただし、他人が使用していたぬいぐるみに抵抗がある方がいるので、必ずしも引き取ってもらえる確証はありません。
フリマサイトなどで売る
自分にとって不要なものであっても、それを欲しいというニーズがある場合があります。
もし、友人や知人でぬいぐるみが欲しいという方がいなくても、全国を見渡せば欲しいという方がいる場合もあるのです。
そこで、フリマアプリなどで販売するという方法があります。
もし、フリマアプリなどで販売すれば、思わぬ高嶺で買い取ってもらえる場合もあります。
フリマアプリは、基本的に自分で価格設定して販売しますが、ネットオークションの場合は値段がつり上がる可能性があるので、さらに高額で販売することも可能です。
ただし、フリマアプリの場合は取引は最終的に個人売買に近い形となるため、入金されないなどのトラブルに発展する場合があるので要注意です。
他にも、自分では気にならなくても人によっては生活臭が染みついていて、販売後にクレームを付けられるなどのケースもあります。
団体に寄付をする
ぬいぐるみを欲しがる団体は、以外と数多く存在します。
代表的な団体としては、以下が挙げられます。
- 幼稚園
- 保育園
- 児童養護施設
- 小児科のある病院
もし不要なぬいぐるみがある場合、各種団体に寄付する方法もあります。
寄付する場合、廃棄にかかる費用は発生しない代わりに、売却による利益を受けられません。
それでも、誰かの役に立つということは、お金には代えがたいものがあります。
寄付したい場合、事前に各種団体に連絡して受け取り可否を確認して施設に持ち込んでください。
また、NPO法人でオンライン上でぬいぐるみの寄付を募集している場合もあります。
業者に頼む
ぬいぐるみを処分する場合、ぬいぐるみを飾っていた棚などを同時に処分したい場合があります。
その場合、ぬいぐるみ単体で処分するよりも、不用品回収業者などに依頼して処分する方法があります。
不用品回収業を利用すれば、大量のぬいぐるみがある場合でも、業者が自宅に訪問して引き取ってもらえるので便利です。
ただし、一般廃棄物処理業許可を得た業者を選定しないと、不法投棄されるリスクがあるので注意が必要です。
また、不用品回収業者の中には悪徳業者が存在し、高い費用が請求される場合もあるので、業者選びは慎重に行う必要があります。
供養してもらう
ぬいぐるみは生き物ではないものの、例えば動物や人の形をしたぬいぐるみを処分するのに抵抗があるものです。
そこで、処分する前に一度供養してもらった後に処分することも可能です。
自分でお清めして処分する場合、以下の方法でお清めできます。
- 入浴などにより自分の身を清める
- ぬいぐるみを丁寧に拭いて汚れをしっかりと落とす
- ぬいぐるみに塩を振る
- ぬいぐるみを白い紙で包む
- 感謝の言葉をかけつつゴミ袋に入れて捨てる
上記のお清めをしても、やはりそのままゴミ袋に入れて処分するのには抵抗があるものです。
そこで、神社やお寺でお焚き上げをしてもらう方法があります。
お寺や神社では、魂が宿るといわれる人形を供養してお焚き上げをおこなう、人形供養が実施されています。
毎年10月15日の人形の日に合わせて、お焚き上げを実施する社寺が大半です。
事前に予約した上で、当日ぬいぐるみを持ち込んで供養してもらいます。
神社やお寺によっては、郵送によりぬいぐるみの供養に対応してもらえる場合もあります。
気になる費用は、神社やお寺によってまちまちです。
一般的には、お気持ちとして1,000円~3,000円程度が相場となっています。
ぬいぐるみを処分するときの注意点・ポイントは何がある?
ぬいぐるみを処分したい場合、注意すべきポイントがあります。
特に、以下のポイントに注意してください。
- 売る・寄付をする場合はきれいな状態にする
- 自治体の分別ルールに従う
- 処分に抵抗がある場合は中身が見えないように工夫する
各ポイントについて、詳しく解説します。
売る・寄付をする場合はきれいな状態にしよう!
ぬいぐるみを他人に売却する場合、きれいな状態で売る必要があります。
汚い状態では誰も興味が湧かず、むしろ不快な思いにさせてしまう必要があるので要注意です。
素材によっては、ぬいぐるみを洗濯すると汚れと臭いを落とせるので便利です。
ぬいぐるみを洗濯する場合、洗濯表示をよく確認して洗濯してください。
手洗いする場合、全体を押し洗いした後、タオルにくるんで水を吸い取ります。
また、場合によってはタオルにくるんで洗濯機で脱水処理するのもよいでしょう。
洗濯が完了したら、洗濯ネットに入れてしっかりと干してください。
これにより、型崩れを防止できます。
ぬいぐるみをきれいするのは、売る場合以外にも寄付する場合にもおこなうのが最低限のマナーです。
自治体の分別ルールに従う
もし可燃ゴミとしてぬいぐるみを処分したい場合、サイズをよく確認して粗大ごみ扱いになるかどうかを判断してください。
粗大ゴミであるのに可燃ゴミとして処分した場合、適切に処分してもらえない可能性が高いです。
また、ベースとなる部分が可燃ゴミであっても、内部にパーツが埋め込まれている場合は、分解して処分しなければなりません。
特に、バッテリーなどが内蔵されていると、そのまま可燃ゴミとして廃棄すると火災などの事故に発展しかねないため注意してください。
処分に抵抗がある場合は中身が見えないように工夫を!
可燃ゴミとしてぬいぐるみを処分する場合、もし子どもにその姿を見られるとショックを与える可能性があります。
特に、愛着を持って接していたぬいぐるみが処分されると、非常に悲しい思いがこみ上げてくるものです。
また、ゴミ収集場所にぬいぐるみが捨てられていると、地域住民にも不快な思いを与える可能性もあります。
そこで、可燃ゴミとして処分する際にはなるべく中身が見えないように工夫するのがおすすめです。
例えば、紙袋に包んで処分するだけでもぬいぐるみが入っていることが分からず、抵抗なく処分できます。
まとめ
ぬいぐるみを処分する場合、そのまま処分するには抵抗がある場合があります。
そこで、お清めや供養などをおこなって処分する方法が有効的です。
また、費用をかけて処分するだけでなく、状態によっては売却するのもよいでしょう。
自分に取って最適な方法を取り入れて、ぬいぐるみを処分しましょう。