こんにちは遺品整理士の三島です。

親の家の片付けをご自身でやられていくなかで「いったいこれはどうやって捨てたらいいの?」というものって以外にも多いものです。

例えばピアノとか神棚とかの処分方法にピンとくる人は少ないのではないでしょうか。

今回は、処分方法をよく聞かれる9品目についてまとめていきます。

神棚や仏壇


神棚は神社に納めてお焚き上げで供養を行うことが最善の方法とされています。また、護符のみをお焚き上げ供養すると、神棚は粗大ゴミに出してもよいとの考えもあります。

最寄りの神社や地域を治めている氏神の神社などに神棚の処分方法について相談しましょう。

最近では環境問題の影響によりお焚き上げ神事を執り行わない神社もあり、遺品整理業者によっては有料や無料でお焚き上げを行っているところもあります。

仏壇は魂抜きを行った後処分する、仏壇に魂は入れないのでそのまま産業廃棄物として処分してもいいなど、様々な考え方があります。

「魂は仏壇ではなく御本尊や位牌に入れるため、仏壇は扉を閉じて周りに塩を撒き感謝を込めて拝んだ後に処分すると大丈夫です。」と言われるご住職さまもいらっしゃいます。付き合いのある寺に相談してみましょう。

家電


資源の有効活用と廃棄物を減少させて環境に配慮するため、2001年4月1日に家電リサイクル法が施工されました。この家電リサイクル法により、家庭用のテレビ・洗濯機・冷蔵庫(冷凍庫)・エアコンの4つの家電製品を処分する際にはリサイクル料金が必要になりました。

この4品目の家電製品は粗大ゴミとしてただ捨てるのであればリサイクル料金が発生するためお金を払うことになりますが、製造年月が新しく比較的状態のよいものはリサイクルショップに買い取ってもらうとお金を得ることができます。

ウェブサイトで全国のリサイクルショップに見積依頼をすることができるため、不用品の買取り価格を一括比較することもできます。

ピアノ


ウェブサイトで複数のピアノ買取り業者に一括査定依頼をすることができます。

ピアノの型番・製造番号・メーカー・ペダルの本数などを入力するだけで、簡単に複数社から査定見積りが届き、この中で条件に合う業者があれば交渉しましょう。

断る場合も買取業者と直接対応しなくてもいいため、わずらわしさがありません。

本・DVD・CD


不要になった本・DVD・CDを古本屋などの買取業者に持ち込むとなると重くて大変で、地域によっては古本屋や買取業者などが近くにない場合もあります。

ウェブサイトで宅配買取を利用すると、段ボールに本・DVD・CDを詰めて送料無料の宅配便で送るだけの業者もあり、簡単に買取りしてもらうことができます。

業者によっては、本・CD・DVD・ブルーレイ・ゲームソフト合わせて30点以上から買取り、DVD・ブルーレイ・CD・ゲームソフトを3点から買取りなど様々です。

15時までの申し込みで当日集荷、買取価格がつかなかったものも無料引取り、単行本が約40冊入るダンボールを5箱まで届けてくれるなど、様々なサービスをする業者もあります。

現金や商品券


現在ではデジタル化が進み電子マネーが普及し、多くのお店でクレジットカードが使用可能、PASMOやSuicaなど交通系ICカードで買い物をすることができます。

そのため、手元に高額の現金を持っておくことはほとんどありません。しかし、高齢者は現金だけしか使用していない方も多く、遺品整理の際には故人がしまっておいた現金が発見されることもあり、商品券やビール券なども見つかることもあります。

現金は高額の場合は相続の対象となる場合もありますが、十数万円であれば遺族でしっかり分けると後々のトラブルを防ぐことができます。

商品券やビール券も同様ですが、これらは金券ショップに持ち込むこともできます。全国百貨店共通商品券は大手の金券ショップであれば98%前後で買取り、有名百貨店商品券も96~97%で取り引きされています。

ビール券はほとんど額面と変わらない価格で買い取ってくれるところもあります。券が折れ曲がっていたり汚れていたりすると買い取り価格は下がるため、片付ける際に誤って商品券にキズをつけないようにしましょう。

医薬品


医薬品は市販のものも病院で医師に処方されたものも、基本的には全て廃棄しましょう。処方薬はもちろん市販の薬でも人によって合うものや合わないものがあります。

病院から処方された薬は、自分で廃棄して良いものや病院や薬局に戻したほうが良い薬もありますので、処分方法を処方された病院に問い合わせましょう。

薬の投与のため自宅に注射器を置いている場合もあります。病院では廃棄物処理法により「感染性廃棄物」として専門業者が処分する必要がありますが、一般家庭では「在宅医療廃棄物」となり一般ごみとして廃棄することができます。

消火器


昔は多くの家に必ず一つはあった消火器は、特別な対処が必要となります。

消火器の使用期限は10年となっており期限内のものであれば他の人が引き取ることもでき、期限が切れている場合は国内メーカーの商品であればリサイクルが可能です。

「消火器リサイクル推進センター」に問い合わせ、引き取りや持ち込みが可能な日時や場所を決め、費用を確認して処分しましょう。

刀剣・銃


趣味として日本刀や猟銃を持っている人は多く、基本的にそれらは許可を得ているものです。しかし、許可を得ずに所持している場合は「銃砲刀剣類所持等取締法」(銃刀法)違反となり、罰則が課されます。

故人が許可を得て所持しているものは、警察に届け出て教育委員会の審査に通ると遺族が保管することもでき、許可証などがあれば名義変更も可能です。

しかし、届け出を行わないまま長期間に渡って遺族や他の人が持ている場合は、銃刀法違反となってしまう可能性もあるため注意が必要です。

法律に沿って許可証を返納し、刀剣や銃を手放すことも可能です。警察に処分を依頼することもできますので、刀剣や銃がある場合は必ず速やかに警察署へ届け出ましょう。

パソコン・携帯電話


パソコンや携帯電話には個人情報が満載で、知られたくないメールや写真、仕事上の機密事項などが保存されている場合もあります。

エンディングノートなどに希望が記されていない限り、不用意に開かずにデータ消却ソフトなどを用いて適切に廃棄処分を行いましょう。

2003年10月以降に日本国内向けに発売されたパソコンには「PCリサイクルマーク」が付いており、パソコンメーカーに無料で廃棄してもらうことができます。

それ以前のパソコンは、回収再資源化料金を支払うとパソコンメーカーに処分してもらうことができます。

携帯電話にパスワードがかかっている場合は、パスワードがわからなければ解除することはできません。パスワードが分からない場合は、ショップなどでデータを消去すること再利用することができます。

廃棄処分する場合も、万が一のことを考えてデータを消去を行いましょう。

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親の家に物が多い理由
親世代は物がない時代に生まれ育ち、戦後に社会が急成長して豊かになった時代を過ごしました。「もったいない」という考え方が強く、親世代にとって豊かさの象徴でもある物は不要になっても捨てることができずにたまって行ったのです。

年齢を重ねるごとにこの傾向は強くなり、足腰が弱ったり判断力が低下して片付けが面倒になったりすると、ますます物が増えて行きます。

また親はもう自分の家を片づけることができない状態になっていることもあります。大量に物をためていたり処分するかどうか判断ができない場合は、認知症の初期症状である可能性も。認知症でなくても老化により判断力が低下してしまい、物の管理が今までと同じようにはできなくなってしまうことがあるためです。

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広島で遺品整理業をはじめて12年になります。遺品整理を通じで超高齢化社会の問題に日々直面していくなか、お客様のいろんな心配ごとを解決させて頂いています。同じようなトラブルに直面している方々の少しでもお役に立てればと考えこのサイトを立上げました。
取得資格
「遺品整理士」「特定遺品整理士」「不用品回収健全化指導員」「特定国際種事業者」「産業廃棄物処理業者」 「宅地建物取引業」