今年5月に「空き家対策特別措置法」という法律が施行されたことはご存知でしょうか?
今回の法律の完全施行に伴いよくニュースなどで大きく取り上げられているのでなんとなく知っている方も多いとは思いますが、簡単に説明をすると、本来建物が建っていれば土地の固定資産税が1/6まで優遇される特例があります。
逆に考えるとほったらかしにしておいてもとりあえず建物が建っていれば固定資産税が優遇されるので空き家のまま解体せず放置しているケースが多かったのです。
しかし今回の施行により特定空家として市町村から改善、勧告があると固定資産税が最大6倍かかってしまいます。また最悪内容によっては市町村から強制撤去・解体を実行される場合もございます(もちろん費用は所有者に請求が来ます)。
例えば、前住人がお亡くなりになり、ご家族の方が家を相続したが空き家になり何も使っていない・・・
こういった場合、保持する所有者にとっては「知らなかった」ではすまされない程、大きな罰を科せられる内容になっています。
それほど現在の日本は空き家は深刻な問題となっており、空き家を放置できない時代だという事くらいは自覚しておく必要があると思います。
そんなこと本当にあるの?と思うかもしれませんがホームレスや指名手配犯や刑務所から出所した人など住所をもたない人が棲みつく場合があります。
実際、空き家に住み着いた人が孤独死でお亡くなりになり、臭いや害虫が大量に発生、食料品やお酒の空が散乱しゴミ屋敷状態になっていたという事例がありました。
もちろん清掃費用は所有者が負担することになります。他にも、倒壊の恐れ、不法侵入、器物の破損、衛生上の被害など放置される期間が長いほど危険度が増し、空き家を保持している、または空き家になる予定がある方は早急に対策を講じる必要がありそうです。
空き家を売却、解体するにも中のモノを搬出し、清掃する必要があります。
こういった場合は、ティプロにお気軽にご相談ください。