死後離婚

死後離婚とは、配偶者が死去した後にその相手側との関係を解消することです。

配偶者の死亡により婚姻関係は終了するため法的に死後離婚はできませんが、死後に同じ墓に入りたくないなどの意思表示を行うことで離婚と同様の形態になるとの考えで行われています。

姻族関係終了届を提出し姻族関係(配偶者側との親族関係)を解消する場合も、死後離婚と称されています。

●死後離婚の手続き

死後離婚をする場合は、配偶者の死後に姻族関係終了書を提出することで完了します。

姻族関係終了書を出すことで解消されるのは、配偶者の親族との関係です。

婚姻関係は配偶者が亡くなった時点で終了しているため、離婚届を提出する必要はありません。

●死後離婚の理由

・生前夫とうまくいっていなかったが、遺産と遺族年金を受け取るために夫が死ぬのを待っていた
・夫と仲は悪くはないが、夫の実家と折り合いが悪かった
・夫の死後、お墓の管理や親族の介護などをしたくない
・姻族との繋がりから自由になりたい

●死後離婚のメリット

・義理の両親や兄弟との縁を切ることができる

義理の両親については、この書類が受理された瞬間から金銭的な世話や介護の必要もなくなります。義理の兄弟の素行が悪い、金銭問題を抱えている場合など、巻きこまれることを回避することができます。

・墓問題

配偶者と一緒のお墓に入りたくない、折り合いの悪い義理の両親と一緒のお墓に入りたくないという場合、その必要もなくなりそれと同時にお墓を管理する義務感からも逃れることができます。

・遺産については権利が保障されている

配偶者が亡くなり姻族関係終了届を提出した場合、戸籍上にその事実が記載されるだけで除籍されるわけではありません。配偶者との関係は死別であるため、遺産や遺族年金は変わらず受け取ることができます。

●死後離婚のデメリット

・二度と関係を取り戻すことはできない

この書類は一度受理されて縁を切ってしまうと、また関係を戻したいと思っても二度と取り消せないということです。

義理の両親と養子縁組をして親族関係を回復させるということはできますが、あまり現実的ではありません。

・法事などが疎遠になる

姻族と縁を切っているため、墓参りもできなくなり、法要などの連絡もこないでしょう。配偶者の年忌法要に参加できないことも覚悟しなければなりません。

・住み慣れた環境を離れることになる

姻族と縁を切ったあとは、近所に住むということも避けたいと思うのが当然でしょう。

義理の両親と同居していた場合はもちろん、近所に住んでいた場合もやはり今後顔を合わせる可能性が少ないところに住みたいと思うでしょう。

そうなれば、住み慣れた環境を離れるなど自身の環境の変化も覚悟しなければなりません。

・子供と義両親の関係は切れない

自分自身が姻族と縁を切っても、わが子は祖父母とは血族になるため縁はそのまま継続します。しかし、自分が縁を切ることによって、子どもたちにも何かしらの影響が出る可能性はあります。

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