古物

古物とは、既に一度消費者によって利用されたものがなんらかの理由により手放されて再び売りに出されている工業製品などのことです。

概要

古物は過去に誰かによって利用されていた事があるため新品に比べて汚れや傷などがあり、製品の品質に難があるものの一定の機能が問題無く動作する物です。

主に新品の製品がある程度高価な耐久消費財などでは、中古品の製品を扱う市場が存在し、古物を専門に扱う業者は一般に古物商と呼ばれています。

磨耗や汚損、風化によりある程度の機能的な欠陥が見られる場合もありますが、特に高価な耐久消費財は新品では購入することが難しことも多く、機能的な問題があるために値引価格で販売されている中古品を好んで利用する方も多いです。

近年では特に資源の減少や環境保全などの理由から循環型社会の形成が求められ、再使用やリサイクルが重要視されています。

古物営業法で定められている古物

・一度使用された物品
「使用」というのはその物本来の目的にしたがって使うことで、衣類なら着ること、自動車なら走らせることです。その物本来の目的にしたがって使うことのできないものは、古物には含まれません。

・使用されない物品で使用のために取引されたもの(新古品)
一度消費者の手に渡った新品を使用しないでそのまま売却するような場合の物品です。新品であっても使用のために取引されると古物に該当します。

・一度使用された物品や新古品に幾分の手入れをしたもの
その物本来の用途や目的に変更を加えない範囲で行う部分的な修理や加工です。形状に本質的な変化を加えなければ利用できない鉄くずや古新聞などの類は廃品となり、古物には該当しません。

法令

日本において法律上の古物は、古物営業法第2条で定義されています。

「一度使用された物品(鑑賞的美術品及び商品券、乗車券、郵便切手その他政令で定めるこれらに類する証票その他の物を含み、大型機械類(船舶、航空機、工作機械その他これらに類する物をいう。)で政令で定めるものを除く。以下同じ。)若しくは使用されない物品で使用のために取引されたもの又はこれらの物品に幾分の手入れをしたものをいう。」

・同法施行規則第2条での古物についての分類

1.美術品類(書画、彫刻、工芸品等)
2.衣類(和服類、洋服類、その他の衣料品)
3.時計・宝飾品類(時計、眼鏡、宝石類、装身具類、貴金属類等)
4.自動車(その部分品を含む。)
5.自動二輪車及び原動機付自転車(これらの部分品を含む。)
6.自転車類(その部分品を含む。)
7.写真機類(写真機、光学器等)
8.事務機器類(レジスター、タイプライター、計算機、謄写機、ワードプロセッサ、ファクシミリ装置、事務用電子計算機、ビジネスフォン等)
9.機械工具類(電機類、工作機械、土木機械、化学機械、工具等)
10.道具類(家具、じゅう器、運動用具、楽器、磁気記録媒体、蓄音機用レコード、磁気的方法又は光学的方法により音、影像又はプログラムを記録した物等)
11.皮革・ゴム製品類(カバン、靴等)
12.書籍
13.金券類(商品券、乗車券及び郵便切手並びに古物営業法施行令 (平成七年政令第三百二十六号)第一条 各号に規定する証票その他の物)

新古品

新古品は、まだ一度も使用されていない工業製品のことです。

一部では事故品と呼ばれる運送中の問題によってキズやへこみ等の問題が発生した物や、店頭で消費者にデモンストレーションに展示されていた物も新古品として扱われる場合もありますが、厳密に云えば新古品としては扱われません。

これらの事故品やメーカーで修復を行ったものは再生品、展示品などは予め断った上で未開封の新品よりも安い価格で販売され、新品同様のメーカー保証が付けられることが多くなっています。

厳密な意味での新古品は、一度は納入や開封されたものの契約破棄などの理由ですぐに梱包され直されたり、購入して梱包状態のまま保管していたが使われることも無く不要品として売却されたりした物などです。

新古品は動作されないまま専用の倉庫ではない場所に保管されている場合が多く、潤滑油やゴム・プラスチック部品、使用期限が設定されている部品などの劣化が見られる場合もあるため、稼働開始後に何等かの問題が発生する可能性があります。
場合によっては付属品に不足がある場合もあり、購入には注意が必要です。

広義の中古

一種のファッションとして、古い工業製品の持つ趣向やある程度使い古された風合いが好まれることがあり、製造中止となった自動車をスクラップから再生するレストア産業や、着古された衣服を売買する古着商もります。

既に生産の終了した製品の価値は、現在新品で手に入る製品で代替できないケースが多くなっています。

アンティーク家具や古着、絶版となった書籍や映像など、ある時点において中古品としてしか手に入らないものは、希少価値が付いて新品の同等製品よりも遥かに高い値段で取引されることがあります。

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