核家族

核家族とは社会における家族の形態の一つで、拡大家族、大家族、複合家族と対になる表現となっています。
核家族は親族世帯の一形態であり、一人暮らし世帯である単身世帯(単独世帯)とは区別されます。

概要

核家族とは米国の人類学者であるジョージ・マードックが人類に普遍的ですべての家族の基礎的な単位という意味で用い始めた”nuclear family”という用語の和訳で、夫婦や親子だけで構成される家族のことです。

社会における家族の形態の一つで、「夫婦のみ」「夫婦と未婚の子供」「父親また母親とその未婚の子供」の世帯となっています。
若者の一人暮らしや高齢者の一人暮らしは親族世帯ではなく単身世帯(単独世帯)に分類されます。
かつては結婚した子供世帯と親世帯が同居する大家族の形態が見られましたが、特に大都市では核家族化が進んできました。

日本では第2次世界大戦後、都市部への人口集中の過程で核家族化が進行したとされています。
国勢調査の結果では核家族世帯数は21世紀初めも増加傾向が続きましたが、その割合は1980年の調査の60.3%をピークとして以降は単独世帯の増加に伴い漸減しています。

社会現象としての核家族化が今日の社会問題となっています。
晩婚化や非婚化による未婚単身生活者の増大や高齢者のひとり暮らし、高齢の夫婦のみの世帯の増大、さらに離婚の増大などによる父子家庭や母子家庭の増大、加えて共働き夫婦や無子夫婦の増大など、今日では核家族形態の家族が標準的家族といえないほど多様化してきています。
それだけに、子育てや高齢者介護などかつては家族の責任で行われてきたことが、今日では社会や地域の重要な福祉問題になっています。

増加の理由

核家族とは夫婦と未婚の子供で成り立つ家族のことで、現在はこの核家族がとても増加しておりほとんどがこの形態の家族だといわれています。

一昔前までは家庭に男子がいた場合、長男は家に残って両親と同居、次男は独立するのが一般的でした。
長男は家に残って地元で就職し、そのまま結婚後も同居というケースが多かったため少し前までは「両親と同居する家族」も多かったのです。
しかし、ライフスタイルの近代化とともに、「長男ばかりが家に残り両親と同居することを決められているのはおかしい」などの考えも生まれ、現在では「長男だからといって両親と同居をすることはない」という風潮が主流となりました。
どんな立場であっても、子供は親から独立するものだという考えの方が大きくなっています。

また、二世帯住宅を建てる場合でも玄関からトイレ、台所まで「すべて別設計」になっているところも増え、今や「結婚してから両親と同居をする」ということは、本当に少なくなりました。

核家族化の理由

核家族が増えた理由のひとつに、仕事の変化があります。
昔とは違い、今は転勤を繰り返して仕事をする男性も増え、自然と核家族になることも多くなりました。
住居も核家族向けのファミリータイプのマンションが増加し、同居となると「部屋数を増やさなければならないので、お金がかかる」というデメリットも出てきました。
このことから、現在は「両親と同居」というスタイルは、少なくなっています。

核家族世帯の問題

大家族比べると、メリットとしては柔軟性が高いことが挙げられます。
この柔軟性とは転居や住居のリフォーム・リノベーションなど衣食住の住に関するものが大きな要素とされ、親類間の個人のプライバシーが維持しやすいこともあります。
同居をしないということは、両親子供共に精神的や金銭的に自立ができることもあります。

デメリットとしては、親子三世代による家事や子育てなどの育児や家内労働の分担ができない、子供がおじいちゃんやおばあちゃんと一緒に暮らすという楽しみがない、大家族だからこそのぬくもりがないなどがもあります。
近年は共働きの親が増加していることから、両親が帰ってくるまで小学校低学年の子供が一人で帰りを待たなければならないといこもあります。

核家族化により子どもと接したことのない親や、子育ての仕方がわからない親も多くなっています。
核家族では祖父母の協力が得られないため母親の負担が大きく、母子密着や育児不安に陥りやすくなってしまいます。また、過保護や過干渉になりやすい、しつけがちゃんとできないなどもあります。

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