遺品整理

遺品整理とは、故人の残した家財などを遺品として取り扱って整理を行い、処分してくれるサービス。 遺品処理、遺品処分ともいいます。

概要

遺品整理とは故人が残した品を片付けることです。
日本には、古くから「形見分け」として遺品を遺族で分け合う風習がありました。
しかし、近年は核家族化が進み、親が亡くなったあと実家に住む人がいないケースも増えているため、遺品を整理や処分しなければなりません。

遺品は遺産の内でも動産など物品全般を指しますが、故人が生前に使用していた生活雑貨や衣類、家具、家電製品、デジタル機器など古物としては財産価値の薄い物品も含まれます。

少子高齢化や核家族化を背景に独居老人の孤独死が社会問題化し、家具や生活用品が大量に残された状態で住人が亡くなった場合は残された遺族には遺品の整理と廃棄が負担となるケースも。
その一方、廃棄される遺品の中から市場価値のある物品を見つけ出す目利きを行う古物商もあります。

ただ単に廃棄されるゴミとして遺品を扱うことに抵抗がある遺族も少なくなく、持ち家などでは故人の生活家財一切合財ごと不動産税を支払い続ける人もいます。
地方農村部や地方都市、古い住宅街では、不動産税を支払い続けて親族などで管理されている無人の家も多くあります。

しかし、無人の家は手入れする者が居ないことで傷みが早まる傾向もあり、遺族の生活に一区切り付く法要の後に整理業者に整理や廃棄を依頼するケースも多くなっています。

遺品に埋もれる形で当人が他人には秘密で行っていたタンス貯金やヘソクリなどが人知れず存在している場合もあります。

故人の遺品を遺族で分け合うことを形見分けとされ、急な出来事の場合や借家や賃貸アパートなど賃貸住宅を明け渡さなくてはならないような場合は、葬儀などの法事が終わった後直ちに遺品整理や処分に取り掛かることが多くなっています。

日記、手紙、手帳(住所録やメモなど)、預金通帳などは1年から2年程度は必要になることもありますので保管します。

その他のタンスなどの家具や未使用の衣類などの家財道具は福祉施設に、書籍などは地域の図書館や学校などに寄贈されることもあります。

また、中には引き取り手のつかない、あるいは財産としての処分を行うこともできない物品もあります。

分類例

貴重品…金品や通帳印鑑、年金手帳、生命保険等に関する書類、権利書、運転免許証などの直接的な財産
思い出の品…写真や手紙、手帳や愛用品、趣味の道具やコレクションなど
衣類…スーツや着物などの衣服、布団など
家具や家電製品…冷蔵庫やテレビなどの生活家電、タンスや食器棚などの家具類
デジタル機器類…パソコン、スマートフォンなど
食料品…冷蔵庫内の生鮮食品や保存食、調味料など
食器類…茶碗や皿などの食器、フライパンや包丁などの調理道具など
人形類…人形、ぬいぐるみなど
仏具類…仏壇、仏像、位牌など

整理方法

貴重品や思い出の品などは直接遺族に引き渡されますが、思い出の品でも中には遺族の気分を害するようなものが含まれる場合は遺品整理業者が遺族側の心情を考慮して処分することもあります。

思い出の品はゴミとして処分を行うか、デジタル化して遺しておきます。

衣類はゴミとして処分を行うかリサイクルショップに売却、未使用品は寄付することもあります。

家電製品や家具は粗大ごみとして処分します。また中古品として売却された後、その売却益が遺族に渡される場合もあります。家電製品を処分するかしないかは原則遺族の意向が反映されます。

デジタル機器でパソコンは2003年10月以降に日本国内向けに発売されたパソコンには「PCリサイクルマーク」が付いておりパソコンメーカーに無料で廃棄してもらえます。それ以前のパソコンは故人が希望がされていない限り不用意に開かずにデータ消却ソフトなどを使用して適切に廃棄処分されます。
スマートフォンはショップなどでデータを消去すると再利用することができます。廃棄処分するは万が一のことを考えてデータを消去します。

食料品は原則として処分されます。

食器類はゴミとして処分を行うか骨董的価値があるものは売却、未使用品は寄付することもあります。

仏具類や人形類など魂が込められているものや念が入っているものは、魂を抜いたりお焚き上げを行ったりと供養されます。

遺品整理を行うタイミング

遺品の整理には決まったタイミングはありません。

葬儀終了後
葬儀が終わった後は相続権のある親族が全員揃っていることも多く、遺品整理には都合の良いタイミングです。
特に親族が遠方にお住いの場合は遺品整理のために再度集まるのは難しいこともあります。

四十九日を迎えた後
四十九日は亡くなられた方の来世での行き先が決まる最も重要な日と考えられており、遺族にとっては、「忌明け」として日常生活へと戻る節目となる日でもあります。
この日に故人の遺品整理を始めることは、気持ちの整理をつけて次のステップに進んでいくという意味で、意味のあることと言えるでしょう。

亡くなった月末や翌月末
故人が賃貸住宅に住んでいた場合、ご本人が亡くなられても家賃を支払わなくてはいけません。特に公営住宅では亡くなってから14日後までに部屋を引き払わないと延滞金等が発生するところもありますので、注意が必要です。

故人への想いが癒えてから
故人への想いが癒えていない時に遺品を整理するのは辛いものです。特に故人と親しかった遺族は、故人への想いが完全に癒えてから遺品整理を行なわれる方も多いです。

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