様々なご家庭の遺品整理を行っていると思わぬところから現金が出てくるときがございます。
いわゆる故人が残された「へそくり」です。
ある統計によると60代以上の平均のへそくり額は289万円!!
なんと300万円近くの金額をどこかに隠し持っているという事になります。
当然、本人だけが秘密にしているお金なのでエンディングノートや遺言書に書かれていない場合も多く、本来相続できるはずのお金が永久的に見らからない・・・という事も少なからずあると思います。
私たちは貴重品の捜索というのも重要な作業ですので今までの経験をもとに推測し、探し当てる事ができますが、身内だけでの遺品整理作業となると必ずといって言いほど見落としてしまう事があります。
そこで今回は今までの作業で現金や貴重品が隠されていることが多い場所をまとめてみました。
●布団・カーペット・畳の下
高齢者の方はよく隠されている場所です。
押入れの中に何重にも重ねられている布団の間や、普段めくることのない大きなカーペットや和室の畳の下をはがしてみると本人だけしか知らなかった通帳や印鑑が出てきたことが何度もあります。
●タンス
タンス預金といわれるほどメジャーなへそくりの隠し場所ですね。
隠し場所の王道なので皆さんチェックはしやすい場所だとは思いますが、引き出しが2重になっているタンスがあり、見落とす可能性があり。
実際に事前にご家族が確認した後に私が発見したという事もあったりします。
●キッチンまわり
女性の方の隠し場所に結構多いと思います。
昔ながらの男性はキッチンに足を踏み入れる事がないので女性としては安心なんだと思います。
料理をしないご主人であれば調理器具などを探すことはないですからね。
●仏壇まわり
仏壇をおかれていたら必ずチェックする場所です。
故人が高齢者だった場合、高い確率で何かしらのものはでてきます。
ご先祖様が守ってくれるみたいな感覚があるのでしょうか・・・
他にもトイレタンクの中、照明の上、天井裏、本棚、絵画の中など色々あったりするので要チェックです。
ちなみに全く関係ないですが私は結婚した当時、前住人がへそくりをしていたのを忘れていたのかトイレの上にあった天井裏で現金を見つけたことがあります(笑)
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